『愛と歓喜の数式「量子モナド理論」は完全調和への道』(初刷)をご購入された方へ - 2023.07.04
人間の進化
~愛より命が大事だなんて誰にも言わせない~
著者・編者・話者・翻訳者など | 伊吹 龍彦 著 |
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ジャンル | 小説・エッセイ > 小 説 |
出版年月日 | 2007/04/01 |
ISBN | 9784896342062 |
判型・ページ数 | 四六・342ページ |
定価 | 本体1,500円+税 |
在庫 | 在庫あり |
人間の一切の根源が愛であり、それは命さえコントロールしてしまう。繰り広げられる知的言語と思想の軽妙な刺激に脳が洗礼を受けるようだ。初めて出会った女性なのに、かすかに手がふれあっただけで龍彦は何もかも理解してしまった。尽くせば尽くすだけ自分の喜びにもなってしまう。これが、求められる人間社会の目指すべき方向なのだ。それをもっともすみやかにシュミレーションできるのが、性(セックス)なのだ。めくるめく官能の嵐、伴奏ともいえるインテリジェンス。そして、桜花乱舞する奇跡が。人間は、どうすれば共に美しい惑星に棲める存在になれるのか。この小説にふれただけで、貴方の中に眠っていた深い愛が呼び起こされる。そして、それを知った時、輝き神化する。これが人間の進化なのだ。愛にあふれる文学は社会を牽引する。こんな文学を私は待っていた。優しい満ち足りた時間の贈り物……、それが伊吹ワールドなのだ。
レビュー作 天野茉莉花