『愛と歓喜の数式「量子モナド理論」は完全調和への道』(初刷)をご購入された方へ - 2023.07.04
住民泣かせの援助
コトパンジャン・ダムによる人権侵害と環境破壊
著者・編者・話者・翻訳者など | 鷲見 一夫 著 |
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ジャンル | 日本文化・アート > 社会評論 |
出版年月日 | 2004/01/01 |
ISBN | 9784896341386 |
判型・ページ数 | 595ページ |
定価 | 本体2,400円+税 |
在庫 | 在庫あり |
そしてダム建設により生まれた利益はどこへ流れていくのか? 住民の訴えもむなしく、政府と企業の都合のもとダムは建設された。一体誰のためのダムなのか? 一体何のためのダムなのか? 著者は、援助の名のもとに人々が苦しんでいる現状を、豊富な資料を駆使して告発する。一体援助という名、善という大義のもとに何が行なわれているのか。一つのダムの話に始まった本書の視野は、そこから世界全体に関わる問題へ拡がっていく。
世間で国際支援が叫ばれる中、その美名に隠された「裏」を考えるきっかけを与えてくれる一冊である。
レビュー作者 真悠信彦
鷲見一夫 著 06年01月刊