『愛と歓喜の数式「量子モナド理論」は完全調和への道』(初刷)をご購入された方へ - 2023.07.04
人間の本質
著者・編者・話者・翻訳者など | 岡本 隼人 著 |
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ジャンル | 小説・エッセイ > エッセイ 随 筆 |
出版年月日 | 2004/07/01 |
ISBN | 9784896341539 |
判型・ページ数 | 922ページ |
定価 | 本体2,000円+税 |
在庫 | 在庫あり |
「人間の本質」と題するこの本は、何よりも意欲的な大作であると言うことが出来る。
カウンセラーという職業を通して多くのクライアントと接しながら、またその職業的な眼差しから、混乱と混迷にあえぐ社会の動向を見聞きする中で、著者は自分が果たさなければならない使命を自覚する。
それは、現在、曖昧になり、混沌の中に消えてしまったかのように思われる「人間の本質」を今日的に再構築し、迷える多くの人々の心の指針にしたいという形となってこの著作に実現した。
「聖書」のように、一冊の本によって、また言葉によって、世の中を変え、人々の心を変えたいという著者の希求するものは、もちろん幸せな社会、幸せな世界の到来であり、同時にその中に暮らす個々の人々の幸せである。
その志の生半可でないことは、本文の緻密な論の進め方から容易にうかがい知ることが出来る。
人生という様々な問題が生起する渦中において、人間は、人間の心はどう現実に向き合えばよいのか具体的な事象に即して解き明かしている。
それは、現代において心を見失った人々に、「心の復権」の大切さと復権への道筋を教示しているように見える。
レビュー作者佐藤公則