『愛と歓喜の数式「量子モナド理論」は完全調和への道』(初刷)をご購入された方へ - 2023.07.04
ゴースト
いつでも微笑みを
著者・編者・話者・翻訳者など | 高山 亮 著 |
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ジャンル | 小説・エッセイ > ノンフィクション |
出版年月日 | 2003/08/01 |
ISBN | 9784896341287 |
判型・ページ数 | 233ページ |
定価 | 本体1,500円+税 |
在庫 | 在庫あり |
2003年2月のある日、霊感の強い少女・智沙に突然取り憑いた幽霊・米倉雪。戸惑う智沙とその恋人・亮。そして彼女は亮に自分の身の上を語りだす。そのときから何かが変わり、何かが始まった。
雪は1974年、事故で死亡していた。彼女の心残りは、当時の恋人・稲垣健に何も言い遺すことなく死んでしまったことだった。自分の想いを伝えたい雪のため、亮と智沙は健を捜してやる決心をする。30年近くたった今、彼は一体どこにいるのか。
奇妙な関係ながらも、彼を捜しながら、次第に打ち解けてゆく3人。しかし捜索ははかどらず、時がたつにつれ、彼らの関係には徐々に変化が生じていく。智沙と同じ外見の雪に奇妙な魅力を感じ戸惑う健。雪が憑依している間意識が途切れることから現実感を失い、不安を覚える智沙。健の見つからない焦燥のあまり、亮を健と誤認し、彼に愛を求める雪。そして度重なる雪の憑依は、智沙の肉体に彼らの想像以上の負担を強いていた。智沙に激しい疲労を与える雪は、もはや悪霊と化してしまっているのか。
一体彼らの行く末に待ちうける未来は――?
レビュー作者 真悠信彦