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  この著者の周囲には常にドラマが燃え立っている。 一人の黒の女と白の男の生活の中に、彼は何を見たか。川の流れをはさんで話 は進められていく。現代風の原色で彩られた愛の伝説。
「前作『単細胞的思考』で、その独特の迫力ある内容 で、話題をまいた“東北の哲人”の第二作である。これは一風変わった作品 で、一応は時間の秩序立った流れに従いながらも、シュルレアリスチックな手 法、溢るるエロチシズムに裏打ちされた意識の微妙な流れの記録である。厳し い文明批判を足場にした妥協を許さない思想で全編がおおわれている」。
溢るるエロチシズムに裏打ちされた意識の微妙な流 れ。著者と黒の女と白の男が織りなす現代の寓話。性とエゴと思想のアラベス ク。これは殆ど虚構のようにみえるノンフィクションである。
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