シャンバラを知り、いつの日かシャンバラ人と出会い、地上もシャンバラもへだてなく。

ホームへ
新刊コーナー
話題の本たち
本のソムリエ
嬉しいお言葉
原稿募集
発刊予告
あなたにお願い
世界一の本
サイトマップ
海外から注文
電子本

 【明窓ブログ】
社長の雑記帳
賢人の庵
日々の心の模索

 【本の検索は】  
ジャンル別
タイトル別   
作家別  
電子本リスト

 

 



 


 自らの健康を守るために………
 完全に手遅れになる前に………
 今立ち上がろう!!
誰にでもできる環境の監視方法を詳しく説明 産業廃棄物処理場問題に絡む“住民運動”を科学的側面から解説。
家庭でもできるダイオキシン測定方法を詳しく紹介。
 本内容は、1997年9月7日(日)2時から、三重県上野市文化都市協会栄楽館にて、村田正人弁護士を中心とする産廃ネットワーク三重にて、実際に各種の被害を実体験され、現在も問題解決方法を模索されている方々を対象に講演した内容をもとに、さらに内容を充実させるべく加筆修正したものであります。

本文70% あとがき

著者profile 感想BBS
Copyright (C) 2007 明窓出版, All rights reserved





























   推薦の言葉
●●●●●推薦の言葉の中身●●●●●

































  まえがき

●●●●●まえがきの中身●●●●●

























       目 次




●●●●●目次の中身●●●●●



























 本内容は、一九九七年九月七日(日)二時より、三重県上野市文化都市協会栄楽館にて、村田正人弁護士を中心とする産廃ネットワーク三重にて、実際に各種の被害を実体験され、現在も問題解決方法を模索されている方々を対象に講演した内容をもとに、さらに内容を充実させるべく加筆修正したものであります。内容といたしましては、一九九七年十月二十七日(月)NHKの番組、列島リレードキュメント三重で紹介された産業廃棄物処理場問題に絡む住民運動の科学的側面を補強することを主目的としております。順序と致しまして、まず自己紹介、次いで、今回野焼き損害賠償請求裁判で一審勝訴に至った問題の特殊性と判決文。次いで、勝訴に到った環境監視運動の具体的手法と致しまして、裁判闘争で使用したいろいろな実際のデータの紹介。そして、環境監視運動の必要性に若干触れ、皆さんでもできるような環境の監視方法を紹介し、特にダイオキシンの測定方法につきまして詳しく解説するという形でお話を進めたいと思います。
 まず、自己紹介ですけれど、私は薬学博士の学位を大阪大学で取得しておりますが、本職としまして今のところ塾を中心とした進路の指導を行っておりますため、特段ダイオキシンの専門家でもないし、環境衛生の専門家でも有りません。その点をまず強調致したいと思います。巻末に簡単に紹介して有りますが、大阪府羽曳野市に在住しており、週末若干の学生の指導と休養をかねて、学生時代に数年間住んでおりました、いまは廃墟同然の別宅へやって参ります。学生時代に専攻したのは生化学のなかで、酵素を中心とした学問を学びました。具体的には、ガラクトースを五酸化リンを用いてリン酸化してガラクトース6リン酸をつくり、それをぶちぶち切断していきスレオース4リン酸という四炭糖を誘導しその糖の性質や、これを基質とする酵素が牛の肝臓中に存在しないか調べたり、大豆の中に存在している、蛋白質分解酵素トリプシンの活性を阻害するトリプシンインヒビター中に存在しているS─S結合つまりジスルヒド結合を開裂して、生体中を還元状態に保つ重要な働きを担うグルタチオンをつけたりはずしたりし、最終的にはそれをつけたりはずしたりする酵素に関して研究を行い、牛やウサギなどからその酵素を抽出・精製し、その酵素の性質を調べ、さらにジスルヒド結合の開裂という現象が生体内でいかなる機能を担っているのかと言うことについて、炎症反応を中心に生体内での異物排除と関連させて研究を行いました。つまり、以上のことからも判るとおもいますが、環境中の公害物質などとは無縁の研究を行っていたわけです。唯一共通するものがあるといえば、抽出・定量といった測定技術が基本的に重なっているということと、大学時代の薬学で学んだ学習内容を基礎に置いているということだけが強調できることだと思います。大学院修了後は、名前ばかりの摂南大学薬学部の非常勤講師を勤めたあとは、色々な勉強をしたいと思い、各種セミナーや勉強会に顔を出し、自由に遊学しながら小・中学生や高校生を中心に進路指導や、各種の実験、たとえば、大阪南部にある石川という河川の上流から下流までの水質調査、日本各地の自然放射線測定や、唾液中の酵素の活性と疲労の関係などをはじめ、カエルやラット、マウスの解剖から化石の採取など非常に多くの科学全般にわたる実験を学生に指導しながら、各個人にあった形の進路を設定し、その指導を行いながら、細々と生計をたてて現在に至っております。申し遅れましたが、私の家内は、大阪府立大学の獣医学科を卒業しておりまして、現在獣医診療所を開設しており、こちらの収入も、立地条件が悪いため非常にわずかですが、患者さんを十分時間をかけて看るというスタンスで診療を行い、何とか生活出来ている状態を保っております。さて、大体、これから説明をしようとしている人間のアウトラインが掴めたとおもいますので、次に進みたいと思います。

 図表1は、野焼き損害賠償請求事件の裁判の主文であります。
 これと関連させ、少し長いですが、判決文中の私が行った環境測定に関する部分を抜き出しますと以下の様なものとなります。
《(二)野焼きによる燃焼ガスの飛来状況
 甲二八号証、甲三〇号証、甲三二、三三号証、甲三七号証、甲四一号証及び証人畠山光弘の証言によれば、以下の事実が認められる。
畠山光弘は上野ニュータウンにセカンドハウスを持つものであるが、平成四年春、上野ニュータウン自治会に依頼され、ニュータウン付近の大気汚染の状況について実験をおこなった。同人は、実験の方法として、物を燃やしたときに必ず発生する二酸化窒素濃度を測定して燃焼ガスの影響を調べるという方法を採用することにし、二酸化窒素を捕捉した簡易補集管にザルツマン試薬を入れてその濃度を測定した。右実験の結果、原告宅前では最も二酸化窒素の濃度の低かった平成四年三月一九日と最も濃度の高かった同月一七日との間に一〇倍以上の開きが見られ、原告宅付近で汚染大気が局所的に滞留していることが推認された。また、同年三月二七日から二八日にかけて上野ニュータウン内の各地点で二酸化窒素濃度を測定した結果でも、原告宅付近では特に高い濃度が測定され、やはり汚染が強いことが判明した。風との関係では、本件土地方向から風が吹くときは二酸化窒素の濃度が高く、風向きが逆になると濃度が低くなるという変化が見られ、ニュータウンに飛来している二酸化窒素の発生源が本件土地であることが推認された。また、コンピューターを使って、上野ニュータウン内の風向・風速を一五分間に一回測定したところ、ニュータウン付近では、一年の約半数の日が、無風ないし本件土地からニュータウン方向に吹く風であることが判明した。
 以上の畠山光弘の実験結果によれば、被告らの野焼きによって発生した燃焼ガスは、大気の流れに乗って、上野ニュータウンに流入すること、風の条件から考えると一年の約半数の日は燃焼ガスがニュータウン方向に流れる可能性があること、ニュータウン方向に流れた燃焼ガスは、特に原告宅に強い影響を及ぼすことが認められる。
 なお、証人畠山光弘の右実験は専門家による正式な実験ではないため、その正確性が問題となるところであるが、甲二九号証及び証人畠山光弘の証言によれば、同証人は、大阪大学薬学部薬学科修了・摂南大学薬学部非常勤講師の経験をもっていること、同証人の実験は化学的根拠に基づいていること、右実験結果は三重県の行った公害測定結果ともおよそ符合することが認められるのであるから、細かい数値はともかくとしても、右に認定した範囲においては十分信用しうるものというべきである。》
 多少引用が長くなりすぎましたが、これは、三重県上野市大野木の建設解体業者が、昭和六十二年ごろから建設解体物の野焼きを、住民の再三の苦情申し入れにもかかわらず行い続け、野焼き行為が法律的に禁止される平成四年七月まで継続し、その間住民に被害を与え続けたということで損害賠償請求を行った裁判の、津地方裁判所での一審での結果ではありますが、勝訴を勝ち得た判決文であります。現在この業者は、法律的に許認可が必要でない小型焼却炉ということで、実際には法律的には制限を受ける能力のある焼却炉を関係各庁黙認のもとで設置し、さらに周辺環境の悪化が危惧される状態に有ります。今回この三重県上野市の上野ニュータウン自治会で起こりましたこの業者を対象とした野焼き問題の特殊性に関して説明致したいと思います。まず、上野ニュータウン自治会の住民の人数が非常に少ないのです。全世帯数約二○世帯、セカンドハウス所有者をいれても全体で三五世帯。それと、野焼きによる煙の被害が非常に局所的に発生致しまして、全体として問題意識が非常に稀薄で有ったということが最も大きな特徴でありました。当初住民の中には、野焼きの被害という問題に手を着けても、結局は自治会活動としては全然意味がないとおっしゃる方もおられましたけれど、一応わずかではありますが、住民運動としてこの野焼き被害問題を解決しようということになりました。関係の行政機関に問題を訴えたのですが、いっこうに問題解決の方向へは向かいませんでした。私個人としましては、週に一回だけ現地に行くということですので、日曜日の昼間にひどく黒い煙を上げて物を燃やしているな、こちらにはあの煙が被害をもたらさないのだろうか。一度機会があればなんとかその被害状況を科学的に測定してみたいな、といった程度で月日が経っていきました。自治会の会合にはあまり時間的に顔をだせなかったのですが、たまたま参加した自治会会合でいろいろな問題の困難さを知らされ、万策尽きた状態だと聞かされました。そこで、かねてからの好奇心半分から、その打開という意味で科学的な測定をしてはどうかという形で、環境問題に取り組み始めました。途中に色々な人間関係における問題が錯綜いたしましたが、今回の講演の内容は住民運動としての環境監視の科学的側面を取り扱うのが主題ですので、その個々の問題点は機会があれば、自治会の会長さんが詳しく克明に記録されているのでそちらにお譲りいたしたいと思います。ただ、一点だけ強調したいのは、上野市あるいは三重県の関係行政者あるいは、弁護士さんでさえ、野焼きが禁止になる法律が施行されるということを誰一人として自治会に教えてくれなかったという点が非常にミステリアスであったといえます。
 さて、判決文に戻りますが、原告わずか二名による、企業を相手にした野焼き損害賠償請求裁判でいったい何が勝訴に導いたのでしょうか。切々と被害状況を訴えた原告の気持ちが通じたのも有りましょうし、もちろん弁護にあたられた村田弁護士の手腕はいうまでもないことですが、私個人としてこの勝訴は非常に意味があると考えております。それは、要するに住民が、住民達の協力のもとで、住民自身の手で被害立証のために測定した結果を裁判所がある程度採用してくれたということであります。もちろん、県の公害測定を実施して、それと相関を取り合いながら測定を実施したという事実が基礎にあって、その公害測定というベースに合わせた状態で我々が二酸化窒素の測定をすることによって、燃焼ガスが飛んでくるということを測定したので、果たして県のそういったデータがなかったら住民だけの測定結果が大幅に認められたかどうかということになるとかなり疑問は多く残ります。しかし、一応形の上では上野ニュータウンの方向に燃焼ガス、つまり廃棄物を野焼きした状態での燃焼ガスが飛んでくるということが認められたということなのです。
 では、野焼き被害損害賠償請求訴訟においての勝訴、一審では有りますが、勝訴に到った環境監視運動の具体的な手法を順次説明致したいと思います。

 図表2に示しましたが、まず、被害状況の記録表です。これは非常に裁判の中でも重要視されました。人間の記憶は非常に曖昧なものです。特に日時が経過していくに伴い被害自体も曖昧になっていきます。そこで、その記録を付けていただきました。実は、私は週末にしかこの上野市にやって来ないため、被害状況の推定が出来ない状況にありましたので、とにかく被害があるのならどの程度、どこに問題点があるのかを把握する目的で、自治会の住民の方全員にこの用紙をお配りし、被害を推定しようと考えました。   後略


 あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
 このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。 























 あとがき


 環境問題、老人福祉問題、教育問題、経済問題、脳死臓器提供問題、薬害問題、医療問題、政治、行政改革問題、民族問題、宗教問題、都市交通問題、人口問題、食糧問題、衛生学的問題、南北問題等々……。大学受験生を指導していると、推薦入学試験問題での小論文のテーマとなるべき問題が如何に多く存在しているか、その膨大さに驚かされる。
 生物としての人類が、社会生活を開始し、人間としての生活を始めたところから、これらの問題を避けて通れなくなっているが、いったい人間社会は誰のために、何の為に存在しているのであろうか。     後略






























著者プロフィール


畠山光弘

大阪羽曳野市に在住、三重県上野市には週末、若干の学生の学習指導と休養にやってきます。
最終学歴 大阪大学大学院薬学研究科応用薬学専攻博士課程修了。
学位 薬学博士  専攻 生化学、特に四炭糖代謝酵素及び蛋白質内のジスルヒド結合に関する酵素学。

職歴    元摂南大学薬学部非常勤講師。畠山塾にて進路指導。畠山獣医科診療所にて薬剤業務等を担当。 
      つまり、特に環境衛生学の専門ではありません。大学での講議による学習をもとに自学自習。

所属学会  日本生化学会、日本薬学学会、日本宇宙生物科学会、日本組織細胞化学学会、3Dフォー
      ラムの会、HODICの会、民族博物館友の会、環境科学会、日本古生物学会化石友の会等々。

資格    電話級アマチュア無線技師、普通自勒車免許、薬剤師。

趣味    生化学、生物観察、絵画鑑賞、古文書解読、陶芸、写真、化石採取、電子工作、ホログラフ、
      民族学、読書、旅行、音楽鑑賞等。特に、領域を定めず各種シンポジウムやセミナーに参加し、
      常に知識に渇望している状態。






















本の誕生秘話

 ●●●●●本の誕生秘話の中身●●●●●























関連書籍の紹介


 参考図書

改訂大気汚染ハンドブック(測定編) 大気汚染研究全国協議会編 コロナ社
物理化学・機器分析の基礎と実験 コロナ社
みんなでためす大気の汚れ 天谷和夫 著 合同出版
TOP カタログ A-8000 およびA-1100、A-3000 相互理化硝子製作所
化学機器ガイド 一九九一ー一九九二 大阪科学機器協会編
WAKOケミカルカタログ 和光純薬
環境衛生学 近藤雅臣 著 南江堂
窒素酸化物 和田、奥田ほか訳 東京化学同人
ケムコム アメリカ化学会編 東京化学同人
環境化学 図解・化学実験シリーズ5 化学実験テキスト研究会編 産業図書
産業化学物質、環境化学物質 毒性試験講座18 和田攻編 地人書館
化学 一九九七年一〇月号 第五二巻 化学同人
汚染される地下水 共立出版
廃棄物のやさしい化学 第一巻有害物質の巻 村田徳治 著 日報
ダイオキシン汚染列島 日本への警告 ダイオキシン問題を考える会・Dネット かんき出版
ファルマシア 特集 環境と化学物質 一九九五年三月号 日本薬学会
化学機器総合カタログTGK’95/’96 東京硝子器械株式会社
産業廃棄物 高杉晋吾 著 岩波新書
ごみとリサイクル 寄木勝美 著 岩波新書
第23回環境トキシコロジーシンポジウム 第一回衛生薬学フォーラム合同大会講演要旨集 日本薬学会
新有機化学実験 福富博監修 技報堂出版株式会社
ダイオキシンリスクテストユーザイズガイド
RAPID AND COST-EFFECTIVE ANALYSIS OF 2,3,7,8-TCDD USING THE DIOXIN RISCTEST KITの論文 Randy L.Allen ら
第7回環境科学会セミナー講演要旨集(社)環境科学会
























読者感想文
みなさんからの素敵な感想文をお待ちしております。  編集部  
書き込みは
こちらからお願いします。