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性差別に関しては、「男が加害者で、女が被害者」と言われてきた。しかし、私は男に生まれて得したと思った事は一度もない。恐らく、そのように思っている男性は、私以外にも大勢いるだろう。 私は欧米のフェミニズムに対しては高い評価をしている。しかし、日本でフェミニストと称している女性には似非(えせ)フェミニストが目立つ。本来、フェミニズムの目的は男女平等であった筈だ。それが、損をした女性の愚痴や金儲けの手段、あるいは男性に対する復讐になってしまったような極端な例がしばしば見受けられる。女性の解放自体はどうでもよくて、女性学自体が存在目的になってしまっている場合が少なくない。 私は、女性の解放が男性の解放につながり、男性の解放が女性の解放につながると思っている。両方を同時に進めなければならない。怖いおばさんが単に喚くだけでは何の解決にもならない。 本書では「男が王様で、女が奴隷であった」という説の間違いを分かり易く説明する。中 略