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「治る」を超えて「元気」になるために

がんになることは決して特別な事ではない。私達の体内にはがん細胞がうようよしていて、ちょっとしたきっかけで悪いガンになってしまうし、良いガンのままでいることもできるのだから……。
―西洋医学、自然医学、心理療法など、あらゆる方法の中から、病状、患者の性格、要望、体調などにあわせて、その人に最も適した治療を施すこと―― それが私の目指す統合医療である。この本は患者とその家族の迷いや苦しみや医者不信さえも吹き飛ばしてくれる。
あきらめたらあかん! 一緒に考え、一緒に戦ってくれる先生がいる!!
  “もう一踏ん張り頑張ってみよか” 西洋医学と代替医療(自然医療)を行っている医師と患者の心が一体になれば何もおそれる必要は無い。

この本を読まれた方の多くは次の本を読んでおられます。
 「病院にかからない健康法」   「考え方でがんが治った」   「がん患者の大逆転」

前書き 目次 本文70%

あとがき 感想BBS
Copyright (C) 2007 明窓出版, All rights reserved




















   推薦の言葉
●●●●●推薦の言葉の中身●●●●●

































  まえがき

● 私にも生きる望みはありますか?

 Hさん、三十四歳。主婦――。
 乳がん。最初に病院で受診したときはステージ1期または2期手前だったのだろう。なにしろLumpectomy(乳房腫瘤除去手術)だけで、放射線、抗がん剤、ホルモン剤、ともに使用していないようだ。
 二年後再発。腰椎に転移。足のしびれのため、歩くどころか、膝を立てることさえできない。ご主人に抱きかかえられてA・Hオプショナル治癒研究所に来た。
 息子はまだ小学生。このまま死に向かうのは、あまりにも不憫であった。しかしこのままでは、あと一ヵ月ももたないだろう。すでに目に力はなく、食事は液体のものを、一日、コップで一、二杯飲むのがやっとだった。サプリメント(健康補助食品)も十分に使えないような状態にある末期患者。

 なんとかしたい――。

「まず、食べられるようにがんばりましょう。」    後略
























       目 次




序 章
第一章 治癒の条件・豊富な治療オプション
  【コラム】治癒の証明・難病から生還した人たち@
    ◆肝臓に転移した胃がん(Jさん・40歳・女性)
第二章 治癒の第一歩・自分の体の状態を知る
    ◆最新生体生理バランス検査1・BTA
    ◆最新生体生理バランス検査2・LBA
    ◆最新生体生理バランス検査3・BEST
  【コラム】治癒の証明・難病から生還した人たちA
    ◆胃がん・卵巣転移がん(Nさん・26歳・女性)
第三章 治癒の方法・最新医療と自然医療の融合
    @栄養バランス療法
    A薬用ハーブ療法
    Bがん症状緩和療法
    C免疫増強療法
    Dホメオパシー療法
    Eメディカルアロマセラピー
    FEDTAキレイション療法
    G714X療法
    HIV療法
・その他の代替医療法各種 22
【コラム】治癒の証明・難病から生還した人たち・ 22
◆潰瘍性大腸炎(Kさん・20歳・男性) 22
第四章 がんの正体を知る 23
第五章 出会い・オプションの引き出しを求めて 27
あとがき 40
参考文献 42

    Iその他の代替医療法各種
  【コラム】治癒の証明・難病から生還した人たちB
    ◆潰瘍性大腸炎(Kさん・20歳・男性)
第四章 がんの正体を知る
第五章 出会い・オプションの引き出しを求めて
あとがき
参考文献



























   




   ● 西洋医学と自然療法の統合

 私は最先端の現代医学を学んだ外科医でありながら、その枠組みを越えて、統合医療を推進する「A・Hオプショナル治癒研究所」を設立した。
 統合医療とは、簡単にいえば、西洋医学だけに百%頼り切ってしまうのではなく、東洋医学や自然療法、心理療法など、あらゆる可能性のなかから最善の方法を見つけ出し患者の健康回復を目指すという新しい考え方である。
 A・Hオプショナル治癒研究所では、患者の状態に合わせて、数種のハーブやビタミン類、ミネラル類を組み合わせ、さらに有効であると考えられれば、β―グルカンを豊富に含むキノコ類や田三七人蔘、サメの軟骨なども使う。また最近注目されている心理療法や、アロマセラピー、ホメオパシー、それにアーユルベーダなどの古代インド医術まで取り入れている。
 こうした自然療法は、どちらかというと西洋医学と対立した立場にあるように受け止められる傾向にある。たしかに西洋医学に対して敵意をあらわにする自然療法家も少なくない。逆に西洋医学だけが本当の医学であるとして、一切の自然療法をいかがわしい行為として軽蔑、無視する医師もいる。
 しかし私は、そのどちらの方法も研究した結果、それがお互いに補完し合う(助け合う)べき関係にあるということが分かったのである。一言でいえば、敵(がん細胞や病原菌等)を攻撃するのが西洋医学的アプローチで、味方(生命力、免疫力)を強くするのが自然療法的アプローチであるということになる。つまり、それぞれ得意分野があるのだ。詳しくは後で述べるが、ようするに、そのそれぞれの利点を最大限に生かしつつ、とにかく何としてでも病気を治したい、患者を元気にしてあげたいというのが私の基本的な立場である。
 ただ、西洋医学的な治療サービスは一般の病院でも容易に受けることが可能なので、A・Hオプショナル治癒研究所では、総合的なバランスを考えたうえで自然療法を中心としたカウンセリングを行なっている。(ちなみに私自身も、胃腸科外科などのクリニックで、医師として通常の西洋医学的な治療も行なっている。)





   ● どんなことをしてでもがんを治したい

 自然療法については、アメリカやカナダ、ヨーロッパが先進国である。私も二年間にわたってカナダに滞在し、臨床研修と研究を行なってきた。
 カナダは研究内容が進んでいることはもちろんだが、西洋医学の医師と自然療法の医師が共同でひとりのがん患者を治療していくという、統合医療的なスタイルもよく見受けられる。また、自然療法を行なう医師といっても、みな現代医学の基礎知識はしっかりと学んでいることが大前提だ。そうしないと、単なる「おまじない」などとの区別がつかなくなり、やがて収拾がつかなくなってしまう。
 日本では一部の人たちの安易な行動によって、本物の自然療法までなんとなくうさんくさく思われてしまうという傾向がなきにしもあらずである。現実、自然療法は日本ではまだまだ正式な治療行為として認められていない場合が多い。保険が適用されないので、医者も患者も経済的な負担が大きい。それにどこかいかがわしいイメージがつきまとっている。何かと批判も多い。
 私自身も、はじめはそうしたアプローチに対してどちらかというと懐疑的な立場をとっていた。それが、なぜ自然医療を専門的に研究するようになったのか。そのあたりの細かなプロセスは第五章に書いているが、一言でいえば答えは簡単である。ようするにどんなことをしてでもがんを治したいからであり、がん患者とその家族に希望を持ってほしいからだ。そしてまた現実にその方法で劇的な効果があがっていることを、本場カナダで目の当たりにしたからにほかならない。




   ● 学問のための医療よりも患者のための医療を

 現代医学の土台となっている西洋医学は、科学的な立場から、どうしても客観性を追求する。誰にでも同じような効果が上がるものしか認めにくいのだ。とくに最近になって「EBM(Evidence Based Medicine=確かな根拠に基づいた医療)」という考え方が提唱され、より一層実証主義的な傾向が強まってきている。もちろん、それはそれでとても大切なことではある。人の命を扱う仕事なのだから、アバウトでいい加減な判断は許されない。
 しかし、医学的に実証できていないからといって、必ずしも「何の根拠もないいかがわしい医療」であると決め付けてしまうのも、どうかと思う。たとえば、自然医療でよく用いられる薬草類は、直接患部に働きかけるものよりも、どちらかというと体全体に気を補い生命力を高めることによって結果的に症状を改善するのであって、薬と病気の単純な因果関係だけでは説明できない場合が少なくない。仮に実際に効くことが分かっている療法でも、その効果や治癒のプロセスが西洋医学のモノサシで計ることができなければ、「根拠がはっきりしない」ということになってしまいかねないのである。
 現代医学で検証できようができまいが、実際に患者を癒すことができるのであれば、みな医療といえるのではないか、と私は考える。
 病気は一人ひとりみな違う。なかなか理論どおりにはいかない。とくにがんという病気はとても複雑かつ変化に富んだ病気だ。あの人に効いた方法が、この人にも効くとは限らない。極端にいえば同じ患者でも、その日その日で状態はどんどん変わる。その人のための、そのときの状態に応じた治療が必要なのである。
 これまでがんが「治らない病気」とされてきたのは、ただひたすら西洋医学的な方法だけに頼ってきたからにほかならない。西洋医学は、体をそれぞれ部品の集合体と捉える傾向にある。ゆえに、悪いところがあればとりあえず切り取ってしまうか取り替えるか、あるいはその部分だけ治してしまえばいい、という発想になりがちだ。たしかにそのほうが手っ取り早く問題解決できる場合もある。
 しかしがんという病気は、胃がんや肺がんなど、特定の部位に発生してはいても、じつは体全体の病気であるということが分かってきている。体全体のバランスの崩れや免疫力の低下などが、ある特定の所、とくにストレスのかかっている部位などに現象化したものががんにほかならない。
 つまり、物理的に現象化したがん細胞は、あくまでもひとつの結果であって、その根は体全体にあるのである。とすると、たとえがんを何とかして切り取ったとしても、それでがんが治ったことにはならないのではないか。ようするにがんを生み出すに至った体そのもの、生活そのものを“治す”必要があるのだ。こうした考え方は、西洋医学よりも、どちらかというと自然療法が得意とする分野である。
 西洋医学であれ自然療法であれ、とにかく患者の病気を治すことが先決である。必要に応じて、どちらも使えばいいのだ。学問的立場や病院経営のための医療ではなく、今こそ本当の意味で患者のための医療に立ち返るべきときではないか。



 ● オプションの引き出し

 西洋医学では、手術、放射線治療、化学療法が主ながん治療の方法である。ようするに敵(がん細胞)を切り取るか、放射線銃で撃ち殺すか、毒殺するか、である。いずれの場合も直接がんを攻撃する作戦だが、同時にその余波で、多かれ少なかれ正常な細胞までも破壊されてしまうことは避けられない。いわゆる副作用である。たとえ世界一の腕を持つ外科医でも、体を切り開くこと自体が、手術侵襲といって、人体にとっては大きなダメージになるのである。
 もともと自分の細胞が何らかのきっかけで異常に増殖したものががんなのだから、それを攻撃することは、そもそも自分自身を攻撃することだともいえる。皮肉なことに、がんを攻撃すれば、その副作用で体全体の生命力が低下し、がんを抑える力がなくなり、またがんが再発する、というような悪循環に陥ってしまう患者も少なくない。このあたりががんの難病たる所以である。
 一方、ハーブや漢方などは、逆に体全体の生命力を高めてがんに負けない体を造ろうと働きかける。ただ、この方法は、それなりに時間がかかる。体の回復を待たずにがんに負けてしまうということにもなりかねない。今すぐ切り取らなければどうしようもなくなるという状態にある患者なら、何よりも手術をすることが先決だろう。ただ、その場合、それによる手術侵襲をカバーするためにも、どうしても生命力を高めるためのハーブ、ビタミン、ミネラル類の処方を欠かすことはできない。
 西洋医学、自然療法、心理療法など、あらゆる方法のなかから、患者の性格、要望、体調、症状などに合わせて、その人に最も適した治療を施すこと――それが私の目指す統合医療である。多様な症状に立ち向かうためのカギは、とにかく治療のための「オプションの引き出し」をどれくらいもっているかにかかっている。
 人間の体は一人ひとりみな違う。心も違う。がんの状況も違う。生活環境も違う。そうしたことをすべて踏まえたうえで、様々な方法のなかからその時点で最善のプログラムを作る。その人のための完全オーダーメイドのがん治療を施したい。その夢を実現するために、私は「A・Hオプショナル(選択できる)治癒研究所」を設立した。




 ● 「病気」から 「元気」へ

 A・Hオプショナル治癒研究所が目指すものは、ただ単に患者の体のなかからがんがなくなればいいということではない。がんから生還した後も、もうがんにならない体、がんに負けない体を作ること、それが最終的な目標である。一言でいえば、病気を治すだけではなく、「元気な(本来の)体」に戻すことである。
 がんの場合、切り取るなどの方法で仮にその時点でがん細胞がなくなった(見かけ上がんが治った)としても、同じような生活を続けていれば、再発する可能性が非常に高い。幸いにしてがんの再発がなかったとしても、手術や抗がん剤などの副作用でそのまま寝たきりになってしまっては、本当に治療したとはいいがたいのではないか。
 体力が低下し、再発に怯えながら暮らさなければならないようでは、せっかく勝ち取った命があまりにもったいない。できるならば、がんから生還した後も、元気なころの生活の質(QOL=Quality Of Life)を維持してもらいたいのだ。
 そういった意味で私は、がんが消えてからの日々の過ごし方や食生活のカウンセリングにとても力を入れている。その方法は、がんになる前、未病段階でがんを阻止するためにもきわめて有効である。

   ● 医者と患者の共同作戦

 がんを克服する最善のプログラムは、患者との長時間にわたる面接を行なった末に見出されるものだ。そして、それを患者本人にも自覚してもらう。いうならば患者と医者との共同作戦である。もちろん医者として、私は専門知識と豊富な経験を駆使して最大限のアドバイスをするが、患者本人に自分で自分を守るという主体的な意識がなければ、がんに勝つことは難しい。
 そうした理由から、若干の例外(患者が高齢であったり、家族が強く反対した場合等)を除いて、私は患者に病気の内容をありのまま知ってほしいと考えている。もちろん、「あと〇ヵ月の命です」などということはいわない。実際、たとえどんな状態であっても、必ずどこかに希望があるはずだし、患者本人にもそして私にも、まだまだ何かやれること、やるべきことがあるからである。
 患者本人に闘う相手を知ってもらうためにも、病名を告知することは重要である。そして、自分の体のなかで今何が起こっているのかということも具体的かつ正確に把握してもらう。その手助けのために最先端の医療科学を応用した検査機器を導入した。これは、自分の体のなかをテレビを見るように目で見て感覚的に理解できる画期的な医療機器である。詳しくは次章で紹介しよう。


 あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
 このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。 



















 あとがき

   日本の医療は今、ひとつの転換期にある。病気になったらとにかく病院に行く。そして黙って医者にすべて任せる。病院から出たら、また同じような生活を続ける。そしてまた病院に。医者も患者も、もうそんな意識は捨てなければならない。
 本来、自分の健康は自分で守るべきものだ。自分の生命の行く末は自分で決めなければならない。医者はそのよき協力者であり、アドバイザー的存在である。
 この本を読んだ方が、健康とは何か、ということをもう一度真剣に考えてくれたらと思う。また、統合医療の必要性に気づきながらも、現行の医療体制からサイドステップできないでいる医者の同志たちが、この本から何らかの刺激を受けて、それぞれの患者のために新たな一歩を踏み出すきっかけとなれば、こんなに嬉しいことはない。    後略
   























 著者プロフィール

東 山 明 憲 (ひがしやま あきのり)
医師。医学博士。1962年生まれ。A.Hオプショナル治癒研究所代表。外科医として9年間臨床を経験した後、北米に渡り2年間、代替医療と西洋医学を調和させるべく統合医療の臨床研修を積む。1998年帰国後、様々な治療法や検査法を取り入れた「A.Hオプショナル治癒法」を実践。またセミナーや講演、インターネット等で治癒法や健康法に関する最新情報を提供している。






















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