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殺(や)る! あの人のために。 宗教の本質を問う衝撃の問題作! 彼女は、正しく道を踏みはずしたのかもしれない……。 信仰とは何か。本書は、真正面からそれを問い、それに対するひとつの答えを提示した、意欲的な小説です。 日本という風土には宗教が根付かない、と巷間言われ続けてきました。果たしてそれは正しい言説なのか。それが正しいとして、では95年に新興宗教の引き起こした衝撃の事件を始め、現在も世上を騒がす信仰の問題をどう捉えるべきなのか。 新興宗教と呼ばれるもののなかには、非難・糾弾されるべき教団も数多く存在します。にもかかわらず、いまも新興宗教に入信しようとする人たちが、若者を中心として、あとを絶ちません。(中略) 彼らの入信に対して、「選ぶ道をあやまったのだ」「愚かであるにすぎない」などという頭ごなしの非難だけが、上滑り的に先行しているのが、実状のように見えます。