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「どうしてもこれからの日本を担う若者たちに知っておいてほしい」
 祖国日本の未来を信じて青春時代を戦場に捧げた祖父たちの、暖かくも痛切な53編の物語。
臨場感溢れる回想録を前に、新世紀の日本の進路を共に考えよう。
            。

前書き 目次

本文70% 感想BBS あとがき 推薦
Copyright (C) 2006 明窓出版, All rights reserved













 
         





 後に続く真の日本人へ


  〜大東亜戦争の思い出〜




                                   明窓出版



















   推薦の言葉
 軍恩連盟全国連合会会長  海老原義彦

 本書は、身を挺してわが国の未来のために戦い、そして戦後の復興を支えてきた日本人の心の記録である。善悪、正邪といった価値観にとらわれることなく読めるうえ、日本人として二十一世紀を生きる活力を与えてくれる。もう高齢を迎えた方々の回顧録ではあるが、ここには今を嘆いて過去を懐かしむという悲観的な雰囲気はない。それぞれの物語の中に、次世代に語り継ぎたいエピソードと、伝えておきたい静かなプライドが込められている。本書を読まれた若い方々は、失われゆく良き日本に対する追憶の想いに、将来を生き抜く一つの指針を得るであろう。また、簡単には結論を求めず、複雑さに耐えて未来を切り拓くことの大切さを、祖父母から優しく諭されているような気持ちになるであろう。多様性の中の調和と、日本人として育んできた個性の発揮を求められるであろう二十一世紀を生きる同世代の若者たちにこそ、ぜひ読んでほしい一冊である


































  まえがき


 序 文                       軍恩連盟浮羽支部 会長  武下 貴

 戦後五五年を経た昨年三月半ば、梯さんより、会員の皆さんもおおかた八〇歳前後、余命いくばくもない。大東亜戦争の事実を思い出として、戦争を知らない若い人たちへ遺す方法についての相談があった。
 役員会にも図り、浮羽郡三町の会員より原稿を募り「大東亜戦争の思い出」(仮題)として、単行本を出すことにしました。各支部長よりその趣旨を会員にお伝えしたところ、多数の応募を戴きました。みな、会の趣旨を理解され、ウソのない貴重な体験を述べていただき感激しました。
 思えば我々は、何物にも替えがたい一命を、東亜の植民地化防衛のため、解放のため、わが国の聖戦にこの身を捧げました。そして東南アジヤに征った我々は、人間としての扱いを受けていない、奴隷化された民族を見て驚きました。その彼等は、自分たちに対等につき合ってくれる日本兵に親近感を抱いて歓迎したのです。     後略
























          目 次


 序 文…………………………………………武下 貴 8



田主丸町の部

 青春回想…………………………………………田主丸町 明石田  草場 昌衛 10

 七月がくるとバシー海峡が甦る…………………………田主丸町 麦生  重松 定夫 20

 寺内元師を想う…………………………………………田主丸町 豊城  田中 満寿雄 25

 思いでの地、旧満州東寧を訪ねて………………………田主丸町 豊城  林田 一 28

 追 憶……………………………田主丸町 益永  水城 正弘 39

 歓喜の日…………………………………………田主丸町 豊城  古賀 進 41

 回顧録…………………………………………田主丸町 以真恵  小林 久登 42

 ビルマ巡礼に想う…………………………………………田主丸町 柳瀬  柳瀬 久登 53

 南溟の灯(ブーゲンビル島の青春記)抜粋…………田主丸町 秋成  立山 集 69

 コタバル・シンガポール作戦……………田主丸町 森部  南 裕 100

 私の思い出……………………………………田主丸町 麦生  上野 春三郎 101

 武器なく、食べる物なく……………………田主丸町 西小田  田中 時男 103

 台湾にて火薬輸送の思い出………………………………田主丸町 森部  倉富 義治 104

 カチン族の若者と共に………………………………………田主丸町 小川  小川 実 105

 私の終戦………………………………………田主丸町 殖木  栗木 衛 111
 老境に至りて…………………………田主丸町 水縄  森田 佐和子 112


吉井町の部

 回 想…………………………………………吉井町 清宗  大山 成範 116

 バイアス湾以来の想い出……………………………………吉井町 立丁  大山 正義 126

 駆逐艦「卯月」はグアム島に到着した……………吉井町 能楽  松田 実 130

 戦場を偲びて…………………………………………吉井町 若宮  安元 繁夫 135

 わが戦友の声 第一次五原作従軍の記……………吉井町 八竜  内山 種次郎 141

 南太平洋海戦…………………………………………吉井町 西小江  吉松 定雄 147

 兵となりて 中国轍のあと…………………………………吉井町 高橋  二宮 一郎 149

 中島 遜中隊長のこと……………………………………吉井町 東屋部  甲斐田 安 157

 想い出…………………………………………吉井町 福永  田代 政幸 160

 想いは遠い地の果て…………………………………………吉井町 高橋  尾花 保征 162

 戦地の珍味…………………………………………吉井町 西矢部  足立 悟 165

 ヤップ島籠城の思い出…………………………………………吉井町 島  篠原 博之 167

 想い出…………………………………………吉井町 屋部  小柳 律子 174

 アウステン山の脱出………………………………………吉井町 東延寿寺  安陪 貞之 176

 戦時休暇 父母との別れ…………………………………………吉井町 屋部  大石 貢 179

 思いでのThe Past ………………………………………吉井町 上新町  権藤 博 181

 私の軍歴…………………………………………吉井町 管  中川 弘 182

 学徒動員の思い出…………………………………………吉井町 東屋部  足立 房子 183

 軍恩に支えられ…………………………………………吉井町 清瀬  柳瀬 久恵 186

 私の戦争物語り………………………………吉井町 新治   梯 禮一郎 187
          @愚直の半生独りごと
          Aこんなウソツキ日本人がいたとは
          B靖国神社に参拝して
          C大東亜戦争


浮羽町の部

 私の戦争体験…………………………………………浮羽町 古川  杉 富太 216

 あだにぞ散るな大和桜は………………………………………浮羽町 流川  麻生 等 222

 満州での想い出…………………………………………浮羽町 東隈ノ上  綾部 久雄 223

 シベリア慰霊訪問…………………………………………浮羽町 浮羽  水野 治信 244

 戦争と私…………………………………………浮羽町 古川  秦 孝俊 246

 過ぎし日…………………………………浮羽町 古川  諫山 フミ子 248

 終戦と民主主義…………………………………………浮羽町 流川  原 俊夫 249

 回 顧…………………………………………浮羽町 高見  水城 英夫 250

 戦後ビルマ戦跡を訪ね……………………………………浮羽町 西隈ノ上  古賀 嘉登 259

 母への感謝…………………………………………浮羽町 古川  永露 義光 269

 書き残すべき私の歴史…………………………………………浮羽町 高見  江藤 義男 270

 転戦に転戦を重ね…………………………………………浮羽町 高見  石井 啓七 276


会員推薦の部

 将軍 山下奉文の最後…………………………………………佐藤 稔 提供 280

 従軍慰安婦考…………………………………………深川 貞祐 283

 連れ去られた従軍看護婦(世界日報より記載)……………………………………289

「思い出のままに」を書いた冊子の一部から………福岡県筑紫町市  川上 博民 292

 地獄の富坪…………………………………………開 勇 提供 300

 あの戦争 「ガ島」撤退 \二万英霊の加護により……………和田 豊 提供 302

 あとがき…………………………………………梯 禮一郎 308



























  田主丸町の部






  青春回想


                              田主丸町 明石田  草場 昌衛

 時あたかも昭和十二年七月七日、朝靄けむる慮溝橋の静寂を破った一発の銃声は波紋を呼び、ついに日中大戦争へと拡大しようとは、当時誰が予想したであろう。
 ここかしこと、赤紙召集令状がくるようになった。
 私達昭和十三年徴集兵は、昭和十四年正月、屠蘇気分もさめやらぬ一月二日に故郷を出て、三日下関に集合。軍装に替へ故国を後にして、中国塘沽に上陸し、十二日大同に到着したのは早朝五時頃であったろうか。
 第二六師団長、後宮中将閣下の出迎えをうけ、「寒くはないか?」と声をかけられ身の引きしまる思いだった。中国軍兵舎の跡が輜重第五三二一部隊の宿舎となった。
 ラッパに明けて、ラッパに暮れるという日々、それから四年という歳月が様々な思い出を残して流れていった。
 その間、心に残る作戦や行動についていくつか書いてみよう。
 昭和十四年十月下旬から十一月上旬、厚和\武川の駐留部隊の糧秣輸送に従事する。
 馬百余頭、ラクダ五〇頭の編成で、片道一日の行程だった。
 ある日部隊大休止の時、丘の上の警戒を命ぜられた。その時、少し離れた所に墓標三柱が目についた。近づくとその中の一柱に、中野安雄之墓と記してあった。私はハッとした 郷里九州の水縄小学校での学友名であるからだ。同姓同名という事もあると思ったが、やはり気にかかる。砂漠の中では枯れススキ一本ない。私は水筒を取り出して、一杯のお茶を墓標にそそいで、部隊に走り後を追った。それが、最初で最後、まさに一期一会である。
 程なく夜間討伐に参加する命令を受け、急遽張家口から赤土の道を大行山脈に向かった。
 途中で、歩兵一ヶ隊が「源の山中にて全滅」の報に接したが、ただ黙々と、昼夜の別もなく源へと急ぐ。
 源にやっと着いたが、目にしたのは、全裸の兵隊を現地人が引きずり下ろし、自動車の荷台には、なおたくさんの死体を積み残したまま、アンペラを覆って何処かに運び去って行く光景だった。その時私は、明日は我が身と強く感じた。
 「中原大会戦について」
 昭和十六年四月下旬から六月下旬、我が輜重泉五三二一聯隊は、糧秣輸送に従事する。友軍の追撃は早く、輸送隊も五個部隊の連携がうまくいき、戦果も大きかった。
 黄河河畔に追い詰められた敵は、行き場をなくして武装解除したのである。その数七万とも八万とも言われた。
 毎日、毎日捕虜の護送が続いた。一大戦果のあがった作戦だった。
 「淅韓作戦」
 昭和十七年七月から八月、中支淅杭省における淅韓作戦である。
 杭州の站に降り部隊を整えて、風光明媚の西湖のほとりを横目でみながら市街へ出る。銭唐江大橋を渡り、市外の部落に十日分の食料で宿営した。以後現地にて調達すべしとの事だったが、最後尾だから行く所には全く何も無い。永康の町で三日間休養した。その頃から梅雨になり、毎日毎日雨、雨、雨に降りこまれ軍服の乾く暇もない有り様であった。金華山の山中では大雨になり、河川の増水で渡河出来ない。時だけが休みなく去っていく。
 七月十七日までに麗水に入城せよと命じられる。
 万難を排して行かねばならぬ、必死になって、麗水へと、ただもくもくと進む。午後三時頃ようやく入城する。温州まで追撃の手をゆるめなかった。
 私は渡河点の警備を命ぜられ残留した。昼は暑く、ハエに悩まされ、夜は蚊に悩まされた。地獄の麗水から帰隊命令が有り。九月中旬、満期の命が下された。
 十月二十日、私は現地満期をして、大同炭鉱株式会社に入社した。
 昭和十九年二月二八日、再び召集をうけ第六二師団の第四二八七(シニパチ)部隊に入隊。二ケ月間の訓練の後、洛陽作戦に参加する。


 あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
 このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。 

















 あとがき


『後に続く真の日本人へ』\\大東亜戦争の思い出\\刊行にあたりて
                         福岡県軍人恩給連盟浮羽郡支部
                               副支部長 梯 禮一郎

 兵士として召され戦地に赴いたものの、お国の役に立つこともできないまま戦に破れ、おめおめと故国へ帰りました。そこで知らされたのは弟や叔父、そして親友の戦死でした。彼等の墓前に膝まずき、私は手を合わせて心に誓いました。
「あなたたちの尊い死を、決して無にはしない! 廃墟と化した祖国の復興、命をかけて実現してみせるぞ!」
 五十有余年前、血涙を流しながら全国民が同じような誓いを立て、祖国復興のため、立ち上がったのでした。英霊たちに励まされたその奮闘は、今にして思えば、日本最後の大和魂の発露ではなかったでしょうか。その一丸となった奮闘が実り、わが日本は奇跡といわれる復興を成し遂げたばかりか、世界に冠たる経済大国にまでなりました。    後略






















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