l 「世界史の欺瞞(うそ)」立ち読みできますそろそろ英語ボケから立ち直ろう

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見えているのに見ていない世界
アングロマニア(英語呆け)
英語情報に囲まれて世界が見えない日本
・暗黒の中世から目覚め、しばらく秩序を回復したルネッサンス期に突如、予期せぬ巨大な棚ボタ(新大陸発見)に再び狂い続けた西欧の500年、その最後のページに悪乗りした日本、20世紀の戦乱はその功罪の集大成である。
・脱亜入欧その実は脱亜入英。
日本が師と仰いだイギリスは西洋の孤児だった。
・グラン・イスパニア(大スペイン)とイギリスの対立
16世紀スペインとオーストリアの合併によるイスパニアはヨーロッパ30カ国からなる国家連合体で首都はベルギーのブリュッセルに在り、今日のEU(ヨーロッパ連合)はこの当時すでに半ば出来上がっていたが、一人天下を企むイギリスは海賊の烙印を押されて連合から脱落し、以後300年西欧諸国とは軍事交渉以外の交流は殆ど途絶えていた。
・1901年世界で最初に飛行船で空を飛んだブラジル人サントス・デュ・モンは、1903年ライト兄弟がはじめて36m飛んだ時には既に10機以上保有し、パリでエア・バスを開業していた。

前書き 目次 あとがき

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単に立読みといっても全部を立読みできるわけでなく、立読み範囲は決めている。立読みできると、当然ながら立読みしたい人が集まる。これが立読みの姿だろう。そして立読みした人が立読みだけで終わることはない。立読み設定についてそう思う。いま立読みは、アマゾン以外はやってない。立読みは明窓出版のお家芸になるだろう。立読みは優れた読者をひきつけ、立読みは活字離れを、立読みを通して取り戻すに違いない。





















推薦の言葉
●●●●●推薦の言葉の中身●●●●●

































まえがき


(1)
20世紀は当たり前を忘れた時代だったとは言えないだろうか。世界各国とも高度なことに知恵をしぼった挙句に過当競争が起こり、凡性の欠落した社会が出来てしまった結果、原子力施設の事故や医療ミスの様な人災が世界各地で起こるようになった。
失敗の大半は初歩的ミスが原因であり誰もが知っている当たり前の事こそは、誰もが忘れがちになるという事を統計が示している。
世事に長けた世話焼き型の才能は直接生産性に結びつかない為、淘汰されてきた傾向もあり優等生の世間知らずとか学者のウッカリ等々、20世紀の世相を反映した現象があるが、業務に熱中すれば、私事や周囲の事に疎くなるのも無理はないとしても、管理部門の人達迄が世間バカになってしまったのだろうか。
近年では人類全体に危機意識が薄れ、同時に知的レベルと知的能力が比例しない傾向も進んでいる。
それは19世紀、欧米の科学信奉と技術革新に始まり、折しも鎖国の永い眠りから覚めた日本は、遅れる事を恐れる余り、取捨選択の余裕もなく先進追従主義に走り、ついに先頭に立つことに成功したが、同時に負の現代性においても日本は世界の先端をいく国となってしまった。
しかし余りにも習う事に慣れてしまった現代の日本人は独創表現を躊躇う傾向もあり「先生はどこ、もう居ないの?」と戸惑っているのが、近年の日本の姿ではないだろうか。
「先生は居る……」それは過去の反面教師達であり「悪い事こそ良く覚えておかなければならない」というのが著者の最も痛感する処でもある。 後略


























目次


まえがき………………5
(1)・世界史の欺瞞を糺す………………11
(2)・スペインとイギリスの対立………………20
(3)・インカ帝国の滅亡………………26
(4)・一四九二年スペインの三つの慶事………………33
(5)・本当のアメリカ発見………………40
(6)・日本的解釈の歪み………………41
(7)・イギリスの成功とスペインの弱点………………45
(8)・アジア貿易の先駆者ポルトガル………………53
(9)・奴隷は雇用の一形態………………57
(10)・アメリカの黒人奴隷………………61
(11)・日本と米・英………………62
(12)・日本のアジア進出………………64
(13)・似て非なる者への苛立ち………………66
(14)・植民地と搾取の構造………………68
(15)・アジア人の西洋侵略とその後の世界………………72
(16)・ユーラシアの先史………………82
(17)・日本の特殊性………………90
(18)・文明の伝達と文化の発展………………92
(19)・物理・科学は西アジアから………………94
(20)・銃の普及………………96
(21)・人種と民族………………98
(22)・ラテンとゲルマン………………108
(23)・言語と文化………………118
(24)・ラテンアメリカ………………127
(25)・密約………………157
(26)・独立と国境………………160
(27)・ブラジル点描………………173
あとがき………………184




























(1)・世界史の欺瞞を糺す


近年、国際化が進んで来たとは言え、現代日本の多くの知識人達が幼少期に身につけてしまった少し偏った世界観を今も持ち続けているのではないか、と思えてならない。
戦後の対米追随政策や教育の歪み等については多くの批判もあり、また議論の余地もあるようだが、今直ぐにでも改められる事は、一部政治家の謝罪外交ではないか?
国際慣例に従えば謝罪は償いの意志表示であり、具体性が伴わなければならないが、未処理求償問題等、根拠も責任母体も曖昧なままに、口先だけで謝るのは空手形を乱発するようなものだ。
次に日本人の国際認識について少し遡って検証して見よう、戦後の教育方針を打ち出した世代は、大正デモクラシーの時代に垣間見たアメリカ文化への郷愁もあったせいか、対米依存から更に一歩進んだ依頼心を次の世代に植え付けてしまったようである。
明治の政府が当時の国策としてイギリスを模範として以来日本は英語情報だけに埋没し、戦前迄のイギリスの世界史観がそのまま日本人の世界観となって定着しているが、これを英米以外の世界ではアングロマニアと言って軽蔑される事を知っている日本人は少ないようだ。マスコミ各社も押しなべてニュースソースの殆どを英語情報に頼っている為、皮肉な事に反米英的意見の中にも、英語情報を裏読みしただけと思えるような見当違いのものもあり、その傾向はかの大戦中においてさえも改まらなかった。
かつてイギリスは三〇〇年に亘って全ヨーロッパと断交していた国であり、独善的で偏狭な世界観を持つ、いわば西洋のはみ出し者であった。そしてインドを中心に南アジアに君臨し、自らヨーロッパ人である事を否定していた。
ちなみに戦前の英語の教科書には次の様なくだりがある、『ニューヨークの港からイギリスやヨーロッパに向けて船が出て行きます』と、イギリスとヨーロッパを別の地域として扱っている。しかしアメリカは違うと言うかも知れないが、アメリカにおいても古い時代の事はイギリスの文献に基づいて判断される事が多く、それが英米人の見識となっていて、これについては非英系のアメリカ人や同じ英語圏のカナダ、オーストラリアからさえも批判の声を聞く事がある。
日本が如何に独自の政策を取って来たつもりでも、その基礎知識が、古い英語情報に偏ったものである限り、反省や反発も同じ線上の右往左往となり、心ならずも外交面で、思わぬ国から反発を受ける事がある。
近年アメリカの国力増強に伴って、英語はますます国際共通語となり、ヨーロッパでも英語の本がよく売れるようになったが、その結果、皮肉なことにイギリスが誇っていた百科事典エンサイクロペディア・ブリタニカは一九六〇年頃から「嘘の本」と罵倒されるまでに成り下がってしまった。しかし自然科学に関する記述には優れたものも有り、日本ではその後も好調に売れていたが、一九九九年最後まで体裁をつくろうため破産の名目で廃版された。また近年イギリスは、EU加盟の条件として教科書の改訂を迫られた。具体的な例を挙げれば、イギリスがスペインの無敵艦隊を破ったというあまりにも有名な話だが、とんでもない虚構として削除された。
注:それは実はトラファルガー沖で、海難救助中のスペインの小艦隊を襲った卑劣な事件であり、非難をかわす為の国内向けの勝利宣言だったのである。
日本が、親英米政策を取るのは良いが、こうした虚構を信じていては気付かぬ所で敵を作る事になる。
他にも認識を改めなければならない事は多い。2・3の例を挙げて見よう。
*今日事実上の植民地保有国はアジアに集中し、中国やインドネシアでは多くの残虚行為が国内問題として隠蔽されている、奴隷制度もアフリカ諸国やインド等では事実上いまだに存続している。
インドは大英帝国育ての片方の親であり多くの利権も持っていた。イギリスとインドの関係において侵略という言葉は単純過ぎて 後略

あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。

















あとがき


日本人の世界観が英語圏に偏つているという指摘はしばしばあるが、その実利性から見ても無理からぬところがあろうかと思う。戦後、連合軍に占領されて感化された事もさりながら、それ以前から英米両国が日本人好みの国である為、殊更尻馬に乗ってしまう面もあるのではないか。
現代の個々の英語情報が、さほど偏ったものだとは言えないが、蓄積された過去の歪められた記述が日本において常識化している事はやはり問題ではないだろうか。
例えばアメリカ映画の中で、蛮人の様な日本兵が出て来れば不快に思うだろうが、一八世紀頃のメキシコの山賊と現代風のアメリカ人が同じ画面に出て来ても近隣蔑視のフィクションに気付く事もなくあゝそんなもんかと見過ごしてしまうのではないだろうか?最近では自粛している様だが……。後略
過去の英語情報もそれと同様のものという事がよくお解り頂けたと思う。
解り易い事例として、主にスペインやポルトガルを挙げて見たが、我ながら驚くほど一般知識との落差があった。
一六世紀から三〇〇年に渉るスペインとイギリスの対立は、国家連合と国家主義のそれぞれの模索であり、イギリスはスペイン連合を反面教師と見立て、一国至上主義を助長して来たが、今日のEU(欧州連合)はラテンアメリカでの数百年に亘る社会実験の集大成でもあり、これをグラン・イスパニア(大スペイン)の再現と見るならば、イギリスがそれに承服出来ない事情もよく解る。後略
























著者プロフィール

ロベルト・F・藤沢

1933年、旧朝鮮=興南に生まる。
曾祖父以来四代にわたりハワイ、カナダ、南米、旧朝鮮、満州等に在住する一族の感化を受け、幼児から和僑(中国人の華僑との対語)の意識を持って、英語、スペイン語、ポルトガル語等を修得。
土建業、貿易業経営のかたわら私塾経営。
その間(40年間)ラテンアメリカ諸国の情報機関との交流を通して日本外交の拙劣さを知る。
1965年〜1972年、ブラジル、アルゼンチン滞在中、ブルメナウ大学で講師を勤め、帰国後、現在までラテンアメリカ交流会を主宰、また、彼の地への進出企業のコンサルタントも行っている。






















本の誕生秘話

今となってははっきりと覚えてはいないが、中野ブロードウエイセンターにあるルノアール2階でちょっとした講演会があった。その時隣り合わせに座ったのが著者の藤澤氏だった。彼の話が面白くて、すぐにエッセイ集「窓」の原稿を頼んだ。住まいが 杉並区とはいえ、明窓出版とは近いせいで、打ち合わせをかねてよく来社するようになった。
そんなある日、「ブリタニカは、天下の偽書という事実を知ってる?」と訊かれ目を白黒している私に向かって滔々と彼のコメントが続いた。「しまった!テープの準備をしてから話を聞けばよかった」と臍を噛む思いをしたが後の祭り……。あきらめ切れず「今の話を中心に一冊、本を作ろうよ」と水を向けてみた。それからの彼とのやりとりは大変だった。なんせ私にとって、これまでの常識をはるかに超える話ばかりなのだ。これまで、英語圏の常識(うそばっかり)にどっぷりと浸かっていた私の非常識ぶりをいやという程思い知らされた原稿だった。
情けないことに明窓出版の販売力の弱さがもろに出て、ちっとも売れず著者には迷惑をかけた。しかし、人生は長い!これからも売っていくぞー。























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