砂漠の旅で迷子になった時、
当たり前にいた人達と、当たり前だった生活が、
とても贅沢であったと感じました。
それでも助けてくれる人がいました。
笑わせてくれる人もいました。
でも帰りたい場所は、ひとつだけだったのです。

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         ピピ( 山澤清美 ) 著





 みにくいアヒルの子の日記





                                   明窓出版



















   推薦の言葉
●●●●●推薦の言葉の中身●●●●●

































  まえがき

●●●●●まえがきの中身●●●●●

























       目 次









 ピ ピ

 「出発」
先の見えぬそこは異国への入り口
途切れぬ騒音は友の声まで奪ってしまう

朝方まで纏わり付いた不安
支えは希望ではなく
出発まで側に居てくれた君
帽子の影がちょうど顔を潜めていたけれど
「ちゃん」付けで呼んだ振り向いた笑顔に
いつもより目を逸らしていたね

時々真っすぐに空をみていた目は何かを言いたそうだったけど
触れ合ったら泣き出しそうで
言葉にするには贅沢過ぎた

ほんの少しだけ 遠回りするけれど
孤独は決して最悪のコンディションじゃない

君の支えが変わらずここに向けてあるよう
入り口で足を止めてくれたことが
その証であるよう

遠くはなれていても・・・




 「砂漠のむこうに」
永遠に続く砂漠のむこうに
探し求めているものがある

車やバスでは入れなく それは
自分の足で近寄らなければならない
途中でピンクのラクダが運んでくれようとしても
そのラクダにキスをして 別れを告げなければならない

でもきっと手に入るものだから
辛いことのあとにはその分だけ
喜びが手に入るものだから・・・

笑顔がないのは今だけだから








 「ゴールド・パール」
謎が解けなくて
人を理解することが矛盾すぎて
とにかく現実から逃げようと
木も花もない 地から一番遠い岩山へ登った

金の真珠は永遠に手に入らない
でも大切なのは
手に入れようとした時の 落ち着かない気持ち

片想いは逃れたかった春の雨
両想いは不安だらけの夏の雨

ソーダ水の泡が消えてなくなるまで ここに居よう






 「選択」
人の心を見切れるか
そんな人間にならなくていい
それは違うと思うなら 結果なんて出せなくていい
これまでの努力が全てじゃない
きっと味方はいるはずだから

沈黙の溜め息
苦しかったね
これまでのことを失うことが
一番怖かったね

誰もが独りになりたくなくて
本当のことを言えずにいる







 「理由」
だから水が欲しかった
これからの支えとなる水
わかって下さい
自分で選んだ道を後悔したくなくて反発したのです
やめることは簡単です
逃げることは楽です
進むことの方が大切で でも想い出を涸らせたくなかったのです
だから水が欲しかった

流れることが自然で
この流れを君に見せるまでどうにかしなくてはと
想い出を涸らせまいと
雨が降るまで 待てなかったのです








 「砂漠の旅」
この広い砂漠の上で
少し途方に暮れそうです

道が無い分
休憩所さえ 独りで選ばなければなりません
休憩所は安全ではなく
恐怖は常に純粋です
砂漠の上に味方はいない
この気まぐれな人生と少し似ている

守られていたんだね
独りじゃなかった









 「自然に」
自然にここへきて 自然に寂しさを感じた
出発はこわくなかったけど 未来はこわかった
泣けば誰かが慰めてくれると信じ込み
自由が一番だと思ってた

涸れ果てた涙と一緒に感傷にひたるほんとうの自分
誰も何も頼れなくなるかっこばかりの自分
それでも朝日と月光が優しく何度も包んでくれた


今日も
自然にキスをした









 「蜉蝣」
ランドリーでみかけた蜉蝣の羽
神様は美人薄命を知っていた
それでも残酷だね 褒め言葉なんて通じない

逃げてきたのはこんな場所かい?
行きたい場所はなかったのかい?

恋をしないで生きるなんて
仲間を無視して
独りで終わるなんて・・・











 「蜃気楼」
天気予報は空の色
今日の気分も空状態
真夏の足音が聞こえます
嘘をつかない空の色
雨だって純粋です
嘘をつくのは自分です

今日もまた 蜃気楼に追いつけぬまま・・・


 あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
 このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。 

















 あとがき

 みにくいアヒルの子は決して
この世に独りだと感じて仲間を捜しに旅に出たのではありません
みにくいアヒルの子は物心ついた時から
一番身近なもの達に対して劣等感の固まりでした
本心は
どの兄弟達よりも大きくなりたいと
かわいがられたいと
一番に褒められたいとそれだけでした
そしてその空気を冷静に把握していたので
これからどうすればかわいがられるかは実はわかっていました
その反面すぐにふりだしに戻ることも目に見えていました
このままでは自分の存在は変わらないと感じていました

後略

























 著者プロフィール

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本の誕生秘話

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