豪華船 飛鳥(Web立ち読み Site )

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旅は人生の師である。距離をおいて自分をふりかえると日本がみえる。自分もみえてくる。
さあ、今日からの飛鳥の旅は、気功の船内講師という東洋の文化を通して心と体の健康を保ち世界を観る、自分探しの航海である。
乗船客と共に本当の自分という港に帰る夢を胸に抱いて、飛鳥のギャングウェイを一段ずつ踏みしめて登った。

目次 本文70% 感想BBS
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         ●●●●●著者名●●●●●著





 ●●●●●タイトル●●●●●


  ●●●●●サブタイトル●●●●●




                                   明窓出版



















   推薦の言葉
●●●●●推薦の言葉の中身●●●●●

































  まえがき

●●●●●まえがきの中身●●●●●

























       目 次





  はじめに「第一歩」
一章 客船の銅鑼鳴り波止の人は知る
三月〇三日(月)  一路平安・「帰山気功太極道」
三月〇四日(火)  船の文化・「空の港がエアポート」
三月〇五日(水)  大海無道・「高齢社会の乗船客」
三月〇七日(金)  上海着岸・「トライアングル達成」

二章 香港は出船の左舷灯満つる
三月〇八日(土)  二泉映月・「白猫も黒猫も鼠を取れば良い猫」
三月〇九日(日)  沈黙黙示・「春の海」
三月一〇日(月)  香港入港・「ビクトリアピークがケ小平山に?」

三章 雲去らず南十字は見えぬまま
三月一一日(火)  終日航海(一)「私の耳は貝の殻」
三月一二日(水)  終日航海(二)「哲人・中村天風師」
三月一三日(木)  終日航海(三)「十年樹人・百年樹木」
三月一四日(金)  シンガポール入港・「ロッテルダムとアクエリアス」

四章 マラッカをよぎる船音春霞
   三月一五日(土)  ノー・アクティビティ・デイ・「うれしい日」
   三月一六日(日)  終日航海(二)「POSH」 
   三月一七日(月)  終日航海(三)「延命十句観音経」
   三月一八日(火)  終日航海(四)「諸行無常・是生滅法」
   三月一九日(水)  スリランカ・コロンボ・「佛歯寺参拝」

五章 春分の波はしづかにアラビア海
   三月二〇日(木)  終日航海(一)「生滅滅巳」
   三月二一日(金)  終日航海(二)「寂滅為楽」
   三月二二日(土)  インド・ムンバイ入港・「不二のいのち」

六章 さすが飛鳥裸で渡るインド洋
   三月二三日(日)  終日航海(一)「深い河」と「シッダールタ」
   三月二四日(月)  終日航海(二)「エンターティナーの仕事」
   三月二五日(火)  オマーン・サラーラ入港・「ヒンズーからイスラムへ」

七章 花一枝活けて大船アラブ海
   三月二六日(水)  終日航海(一)「虚子と亜典」
   三月二七日(木)  終日航海(二)「客船の歴史」
   三月二八日(金)  終日航海(三)「紅海と狐狸庵先生」
   三月二九日(土)  エジプト・サファガ入港・「ナイルとスカラベ」

八章 春潮の波はここよりスエズ湾
   三月三〇日(日)  サファガ出港
   三月三一日(月)  スエズ運河・「通過料二千万円也」

九章 スフィンクス何言わんとする春の風
   四月〇一日(火)  ポートサイド・カイロ・「ギザのピラミッド」
   四月〇二日(水)  終日航海・地中海・「桜散、有憂」
   四月〇三日(木)  ギリシャ・ピレウス下船・「アクロポリス」

十章 「長岡帰山氏に出会う」 若林 真   
   四月二七日(日)  特別寄稿「浪高き太平洋上にて」

終章 人の帰るべき港
   八月〇八日(金)  白鶴帰山「自己探求の旅・帰山偈」




























 「飛鳥」世界一周九六日間。総航海距離は約二万九千マイル。私はギリシャのピレウスまで、洋上気功講師として三二日間の船旅に出る。
 年末年始、小笠原・グァムクルーズで一〇日間の体験をしてからの乗船とはいえ、体内にやはり興奮するものを覚える。細く長い呼吸でそれをおさえながら、渋谷から東横線急行で三五分、桜木町に下車。長岡トシ子師範が、突然「アラー」っと大きな声で誰かとしゃべり始めたのでふりかえると、荻窪体育館での同学、福島夫妻であった。昨日の新聞やTVで、クイーンエリザベス二世号
(QE2)が一六回目の横浜寄港をして、飛鳥と大桟橋でツーショットとのニュースを見て、散歩がてらにやってきたとのこと。嬉しい出逢いである。
 山下公園の鴎たちもそんな話題に花を咲かせているのか、いつもより騒がしい。

 正午からの飛鳥乗船手続きのため、客船ターミナルに入ると、東実健保組合・気楽会の高橋威同学が娘さんに墨で書いてもらったという、大きな文字の「長岡老師・祝一路平安」を掲げて迎えてくれた。
 長いカメラレンズをかついだ吉野同学、後藤ミサ子同学も見送りに来てくれた。妹夫婦の河内和夫・和子も「長岡労使・一路平安」の紙で太極拳の仲間であることを知ったのであろう。もう知り合いになって話し合っている。桟橋で共に記念写真をとってから、ギャングウェイ(舷門)を一歩一歩ふみしめて船の人となった。昼食の準備ももうできているのだから、このへんが豪華客船のもてなしというものであろう。

 一三時四五分、セイルアウェイ・パーティーが、大桟橋ではじまった。いよいよ一九九七年の世界一周クルーズへ向けての船出である。アスカオーケストラによるブラスバンド演奏「アラウンド・ザ・ワールド」、斉藤茂太夫妻・高島忠夫・寿美花代夫妻に花束贈呈。黄・赤・青・白・ピンクの五色のテープが、プロムナード・第七デッキから流れる滝のごとく、大桟橋で見送る人々に投げられた。乗船客の手と見送る人の手にそれは電気となって流れた。

 思えば、二二年前の三六才の虎蔵の若き日に、この竹芝桟橋からナホトカ経由で世界一周したのも、やはりこのテープと銅鑼の音の中であった。あの時には、「パパが海の向こうに消えていく」と泣きじゃくっていた三才だった息子の真吾君も、今は二五才。オヤジの仲間が多勢来るんじゃ俺は今日は行かねえョ、と中途半端な大人に成長してくれた。長女、美花も米国留学から帰国後、もう一人でも生きていけるビジネス・ウーマンに育った。
 二二年前の三五日間北半球一周の旅での結論は、世界に飛び出したら、自分には何ひとつできる才能がない、という気づきであった。

 旅は人生の師である。距離をおいて自分をふりかえると日本がみえる。自分もみえてくる。さあ、今日からの飛鳥の旅は、気功の船内講師という東洋の文化を通して心と体の健康を保ち世界を観る、自分探しの航海である。乗船客と共に本当の自分という港に帰る夢を胸に抱いて、飛鳥のギャングウェイを一段ずつ踏みしめて登った。
 子供の成長記録のビデオ「サンライズ・サンセット」もサムソナイトにしっかり納めてある。
 二二年間の私の陸上生活は走馬灯のごとくセピア色のフィルムが脳裏を巡る。
 「帰山気功太極道」の掛軸をゆっくりと心をこめてデッキからおろし、大きく、大きく手を振る。腕を振る。
 奥の細道に旅立った松尾芭蕉の心境も同じようなものであったろう。

 草の戸も住み替る代ぞ雛の家

 行く春や鳥啼き魚の目は泪

 強く握りしめていたテープが切れて風に舞い、横浜大桟橋が遠く小さくなった。飛鳥は横浜ベイブリッジを頭を下げるようにくぐりぬけた。

 客船の銅鑼鳴り波止の人走る

 三月四日(火)世界一周クルーズ・二日目
 船の分化 
 ドレスコード・カジュアル

 毎日、前夜に配られる「アスカデイリー」を見て乗船客はその日の行動を選択する。

「VOY、九七〇世界一周クルーズ・2日目」。
★本日のクルーズスケジュール
  一三:〇〇 大阪入港
  一五:〇〇 大阪出港
★ 横浜よりご乗船のお客様へ。本日、飛鳥は大阪港に入港致しますが


 あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
 このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。 

















 あとがき

  ●●●●あとがき●●●
   























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本の誕生秘話

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