あなたは自分色の詩を持っていますか

ホームへ
新刊コーナー
話題の本たち
本のソムリエ
嬉しいお言葉
原稿募集
発刊予告
あなたにお願い
世界一の本
サイトマップ
海外から注文
電子本

 【明窓ブログ】
社長の雑記帳
賢人の庵
日々の心の模索

 【本の検索は】  
ジャンル別
タイトル別   
作家別  
電子本リスト

 

 



 


時代という列車に乗って、少年から青年時代は、模索という名の長い長いトンネルを くぐり、待っていたのは家族と責任、仕事に義務、そして恋と愛。振り返れば走馬燈 のように走り出す数々の想いをここに。

前書き 目次 本文60%

感想BBS 推薦 著者profile













 
         中村慈男 著





 自分色の詩





                                   明窓出版



















   推薦の言葉
自分色のすすめ
                  弓 削 光 彦

 著者の中村慈男さんは、ギンマジョの店主である。銀の魔女という名にふさわしく銀細工を売っているのだが、どちらかと言えば店主が油を売っているような店である。
 そんな気安さから、訪れた客はいつとはなしに話しこみ、ふいと人生の最高機密を告白してしまう。いきおい世間話は人生相談と相成り、椅子を持ち出しての真剣な対話が進行することになる。
 中村さんは、他人の人生にあれこれと指図する人ではない。ただ懸命に耳を傾け、いかにも思慮深そうな顔をして唸っているだけである。ところが悩みを抱えた渦中の人には、これがてきめんに効くのである。
 友だちがみんな偉くみえて、自分だけがとり残されたように感じられ、郵便ポストが赤いのも電信柱が高いのもみんな私のせいなんです、と思っている最中である。自分の悩みを眺めてくれる人に出会い、嬉しさのあまり脳細胞が雀躍りしてしまうのもいたしかたあるまい。
 あたかもユンケルを三本ほど一気飲みして、さらにリゲインとリポビタンDを開栓するがごときの昴揚感に包まれて、天下無敵の大魔人に変身してしまうのである。大海原を前に立ちすくんでいた船長は、雄々しく汽笛を鳴らして出港し、ありもしない将来性に賭けた若者は、ムシロ旗を立てて旅に出る。
 中村さんは微笑みながら見送ってくれる。船長はとっておきの葉巻に火をつけ、若者は拳で天を突きながら別れを告げる。
 そこに何らかの錯覚と、論理の誤謬があったことを知るのは、まだ少し先のことである。
 かくして中村さんのまわりには、波瀾万丈、疾風怒濤、七転八倒、四面楚歌、絶対絶命、自業自得の人生が集まるのである。なかには行方不明や音信不通になる者もいるが、別に中村さんが悪いわけではな
い。およそ自分が決めた道なるものは、何かにつけて大変なのである。
 世の中は不公平で、おぞましい脈絡に満ちている。努力に応じた評価はなく、優しさにあわせて豊かでもなく、孤独に比して輝くときはあまりにも少ない。
 僕は十八年ほど前に初めてギンマジョを訪れた。髭のない中村さんは、店を出したばかりの頃だったろうが、その頃もやはり油を売っていた。ために世間話は人生相談と化した。ほどなくして僕は会社を辞めた。
 それからいくつかの職業に就き、幸運にもそれぞれの道で日本の最前線に立つことができた。映像製作ではグランプリを受賞し東京での式典に参列した。心理学の教壇に立ちその活動は教育の専門書に紹介された。何十万部と刷られる週刊誌の写真を撮ったbb。けれど、非才を補うためには、他人と同じように人生を楽しむことを諦めるよりほかはなく、引換えに失ったおびただしい時間や別れた人の重さは、恐ろしいほど夜ごとに迫ってきた。
 疲れ果てて惘然としてある僕を、中村さんは折り折りに食事に連れ出し、ライブハウスで一緒に躍ってくれた。市井の哲人たる中村さんは微笑みながら、そして何ごとかつぶやくのである。
 たいした話をするわけではない。全くたいした話ではないのだが、聞いていると、ああ、まだ生きていてもいいかな、と思えるから不思議である。
 この本は、そんな中村さんの独り言を集めたものである。いわば自分色を探し続ける日記の綴りであろうか。
 自分色に生きることbbいつのときにも、物語はそこからはじまるのである。人生に遅すぎるという言葉は不用である。
 千万人と雖もわれ往かん。
                 (ハードポルノ小説家)

































  まえがき

 50年前、幸運にもこの地球に人として生まれ、幸運にも今朝も目が覚め、幸運にもSHOPの一経営者として生き続け、正に半世紀。
 時代という列車に乗って、少年から青年時代は、模索という名の長い長いトンネルをくぐり、待っていたのは家族と責任、仕事に義務、そして恋と愛。振り返れば走馬燈のように走り出す数々の想い。

50年を想うとき、生きている証を確かめずにはいられず、明日もたぶん有るであろう人生の想いを伝えずにはいられない、そんな熱き衝動が起きたのです。
 本来の姿はもの創り。彫金作品を通して世に問い、世に残す、けれど、熱き想いとこの手は、HBの鉛筆を握って原稿用紙を走り出したのです。

50年の人生列車。俺らの列車は行き先に迷い、ときには脱線、ときには故障。反省と自己嫌悪。でも今日からは、また、もっと未来へ、もっと熱く。そんな心の断片です。いつ死に遭遇してもかまわない覚悟の遺書なのかも。そんな一人芝居のつぶやきです。自分を観つめて書いた詩集です。
 SHOP活動の中で、店頭に立ち、多くの生きざまと出逢い、そして別れがありました。怒り、喜び、悲しみのドラマが、ひとコマひとコマ、心のカレンダーに刻まれています。出逢いこそがこの詩集の原点です。

50編のこんな一人言に、御縁と出逢いがあったとき。同じ目線で同じものが観え、同じ音が聴こえ、同じ香りが感じられたなら、これほど嬉しいことはありません。
 この詩集は「俺らは今こそ、この地球に立って生き続けるんだ」と、自分自身に言い聞かせている魂の叫びなのです。

     出逢いをいただいたすべての人たちへ
          
               2002年11月  中 村 慈 男


























       目 次





はじめに  8
50歳の少年  12
軌 道  14
重 心 1  16
重 心 2  18
最高の買いもの  20
生きざまの窓口  23
銀魔女寺の観音様  24
錆とおじさん  26
おじさん指輪  29
魂の栄養剤  31
粋な不良  33
振ろうぜ  35
七色仮面  36
娑 婆  39
天邪鬼  41
貧乏神  42
異星人  45
酩 酊  47
原石と宝石  49
いい奴  51
HELP ME  53
道  55
廻り道  57
あしあと  59
風が吹く  61
雲になりたい  63
観つめたら  65
辿り着けば  67
ゆるやかに  69
観えてくるもの  71
今  73
自分のとき  75
自分色の水  77
馬鹿な人  79
いい人  81
理想の女  83
恋  85
恋の勝負  87
君  89
おはよう  91
一 日  92
おじさんと こどもと すいか  95
取り引きお願いできますか  97
本日閉店します  99
15センチ  101
三人目の声  103
真  105
悟り  107
問題ないの歌  108
50歳の歌  110
自分色のすすめ(弓削光彦)  112
























自分色の詩


50歳の少年

トンボ捕りに夢中だった あの日
山や田や畑に向かった 暑い日々
陽が落ちるのも 空腹も 忘れるほど
熱かった少年の あの頃

時は40年を凹凸として流れ
社会の為に 会社の為に 家庭の為に
現実という敵と闘いながら

……もう いいでしょう
俺らは少年に帰らせてもらう

夜明け前の星を仰いだ あの朝
一点を観つめていた あの昼下がり
家族がいることも忘れていた あの夕暮れ



思い出したぞ
あの日 あの山へ置き忘れてきた 大切なもの

感じたぞ
あの胸の 鼓動

あの山へ帰ろう 取り戻しに行こう
今日から俺らは 少年になって



軌 道

君は50年前 地球に人として生まれ

優しい気弱な少年時代
自分が嫌で悩んだ少年時代
規則に噛みついた青春時代
エネルギーを放出した青春時代

オートバイに跨がり
爆音で心の雑音を打ち消した日々
一人 風呂の中では
連夜 死神が誘いかけてくる

心の酸欠状態の中で
内なる二人がいつも闘かっている


時の流れは 少しずつ負の部分を洗い流し
いつの間にかポジティブな 君がいた

何でも観てやろう やってやろうと心に誓い
迷ったら困難を選び
より高いハードルに挑み

うぬぼれと 自己嫌悪が行ったり来たり
よくぞ ここまで生き抜いている 君
俺らは そんな君を誉めてやろう

これからも 一緒に生きて行こう
重 心 1

おやじが海で死んだんだよ
良いおやじでね 静かな誰とも争わない人でね

仏さんを引き取りに
そこでは冷めた俺らがいたんだ

火葬場の煙突から淡く流れる煙を見つめ
何故か 泣けて 情けなくて 切なくて

自分の事のみに生きた28年
流されるままに生きた人生 自分を責めたよ

「おやじ申し訳ない」 心で叫んだ時 
煙から雲へと同化した 遠い空から 
おやじのメッセージを感じたんだ

「息子よ 私の人生は良い人を装い 
耐え続けた自分の無い一生だった 
君はこれからだ 思う存分 自分らしく
命と時間を完全燃焼してくれ」



すると 俺らの重心が 喉仏にあった重心が 
スーッと下がったんだ 臍まで下がったんだ 
鎖から解き放たれるように

それから22年 不条理に満ちたこの娑婆で
風雨にさらされても 少しは 倒れ難くなった俺らが

今ここに この地上に立っている


重 心 2

内緒で 自動車学校へ通ってた おやじ
内緒で 商売の勉強をしてた おやじ
内緒で 金を貯めてた おやじ

廻りから お人好しと言われてた おやじ
廻りから 優しいだけと言われてた おやじ
廻りから あれだけの人と言われてた おやじ

商売したかったんだろうな
挑戦したかったんだろうな
熱く生きたかったんだろうな

でも 死んだんだよ



 あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
 このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。 


















 あとがき

 ●●●●●あとがきの中身●●●●●
























 著者プロフィール

1950年常滑市生まれ
愛知県立常滑高等学校卒
1984年、彫金アクセサリーSHOPギンマジョを開業
オリジナル金銀細工を制作発表して現在に至る
常滑市在住
479-0838 常滑市鯉江本町5-168 ギンマジョ






















本の誕生秘話

 ●●●●●本の誕生秘話の中身●●●●●























関連書籍の紹介

 ●●●●●関連書籍の紹介の中身●●●●●























読者感想文
みなさんからの素敵な感想文をお待ちしております。  編集部  
書き込みは
こちらからお願いします。