シャンバラを知り、いつの日かシャンバラ人と出会い、地上もシャンバラもへだてなく。

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この本のページをめくる者は、魔法の鏡の向こう側を見るでしょう。
 太陽の光を浴びる者は、
 何かを得るが、何かを失う。
 朝は一日を得るが、夜は一日を失うかのように。
 何かを失っても、求める勇気がある者、
 ページをめくれ。

前書き 目次

本文70% 感想BBS あとがき
Copyright (C) 2007 明窓出版, All rights reserved






























   推薦の言葉
●●●●●推薦の言葉の中身●●●●●

































 


   肉眼では見えなくても、心の目では見えるものがあります。
   人生、それは心の目で見る
   あなた自身の物語です。






 ○魔法の鏡○

 これからのページをめくる者は、魔法の鏡の向こう側を見るでしょう。
 太陽の光を浴びる者は、何かを得るが、何かを失う。
 朝は一日を得るが、夜は一日を失うかのように。
 何かを失っても、求める勇気がある者、このページをめくれ。































      も く じ







   第一部
     一、魔 女 ……………… 8
     二、地 球 ……………… 30
     三、ふたたび魔法の世界 ……………… 49
     四、鏡の中の向こう側の世界 ……………… 81


   第二部
     一、悲しみ村 ……………… 240
     二、光 明 ……………… 294
     三、理 想 ……………… 316


























 一、魔 女






 そこは途方もなく高い山のふもとで、大きな洞窟が見えます。
 その洞窟は果てしもなく奥が深いように思われます。
 洞窟の入口は、二〇メートルも、三〇メートルもあるように思えます。
 入口の隅の、少し高めの岩の上で、魔女が何やらわめいています。
「余はこの魔法の世界の全権を一手に握る魔女だ。そして余は百年この世界を支配してきたが、一度も満足したことがない。あらゆる権力をもって、あらゆることをしたが、満たされたことがない。魔法の霧よ、もっと、もっと漂うがいい。そしてもっと、もっと幻想を映すがいい。そうだ、もっともっと全てだ!」
 洞窟の入口とは反対側に、魔法の霧はあらゆる幻想を映し始めました。
 幻想を見ながら、魔女はわめき続けます。
「風よ吹け、とてつもなく大きな嵐を起こせ。そして己の存在を思う存分アピールするがいい」
 洞窟の反対側をとてつもない嵐が吹き荒れました。けれども、幻想は消えません。その風は魔女には一切当りません。
 魔女は続けました。
「そこにいる、どんな岩でもかじる岩喰い男よ、この途方もなく高い山の岩を全て喰い尽くせ、不足ならそなたが望む岩をくれてやろう、どうだ、やってみるか?」
 岩喰い男は魔女に向かって言いました。
「造作もないことで、魔女さま。しかし途方もなく高い山の全部を喰い尽くすと、魔女さまの住み処がなくなります」
「なに! 召使いの分際で余の心配をするなど、百年早いわ! やるのか、やらんのか?」
「はは、やらせていただきます」
 岩喰い男は、途方もなく高い山の岩をかじり始めました。
 魔女はなおも続けます。
「闇よ、いつまで光におおわれているのだ、そろそろ光に、己の存在を示すがいい。闇よ、思う存分示すがいい!」
「お言葉ですが魔女さま、光はわれらの天敵でございます」
「たわけたことを! いつまでおびえておる? 構わぬ、余が許す。思う存分やれ! それとも余の命令が聞けぬというか!」
「はは、やらせていただきます」
 闇はその存在を示し始めました。最初に、光を遮る為に、雲を作りました。その雲は大雨を降らせました。そして闇は、魔女に、恐る恐る言いました。
「恐れ入ります魔女さま、われらは微力です。あの雨が降り終わりますれば、われらの力は終わったも同然なのです。われらにとって、あのものらは天敵なのです。天敵を負かせばわれらは消滅します。われらは闇ではなく、無になるのです」
「これ闇よ、案ずるでない。そなたは消滅するのではない、元に戻るのだ。元に戻ったらまた、己の存在をアピールするがいい」
 魔女は、雷に向かって続けました。
「雷よ、姿を見せろ。いつまで隠れている、姿を現せ、己の存在を見せるのだ。宇宙の果てまで思う存分に示すのだ」
 雷は稲光をもって現れ、轟音をとどろかせます。その音はすさまじいものでした。
 魔女は光に向かって続けました。
「光よ、そなたも己の存在をアピールせよ、思う存分にな。必要とあれば、この宇宙全体を灼熱地獄にしても構わん」
 光がだんだん、熱を帯びていきます。
「めっぽう熱いではないか、熱くてたまらん! これ光よ、少しは考えたらどうだ、馬鹿者!」  
 魔女は、腹立ちまぎれにわめき散らしました。
 光は、だんだん熱を下げていきました。
 魔女はここでも満足感が得られず、なおわめき続けました。
「えいくそっ! どうなっているんだ? どうしてなんだ? 余の思い通りになっているのに、ちっとも満足感がない。何が不足なんだ? 皆のもの、もっと暴れよ、えいくそ、静まれ!」
「魔女さま、どうせよと言うのです? 今日は一段と気が荒れておられる。いかがなされた?」
と、光が恐れをなした声で尋ねます。
「何が気に入らんのです?」と風が光と同じような声で尋ねます。
 魔法の霧も、雷も、闇も、機嫌を伺うように尋ねました。
「魔女さま、どうすればご満足していただけるのです? 花吹雪などはいかがで?」
「魔女さま、必要とあれば私の音でどんな音楽でも奏でてあげますが。お望みとあれば電気を起こして、無限に続く、輝くイルミネーションを作ってあげますが?」
「魔女さま、私は顔がないのですが、お望みなら裏の顔でも」
 闇が言いかけた時、魔女はそれを遮ってわめくように言った。
「どいつもこいつもうるさいわ、静かに黙っておれ! 余は百年このかた、満足したことがない。一体満足というものは存在するものなのか、しないものなのか、考えると頭が壊れそうだ。皆の者、そこら中でばたばた倒れていく人間どもが見えぬか? 倒れた人間どもを洞窟の中に放り込んでおけ」
 岩喰い男以外は姿が見えないので、人間は宙に浮いているように見えます。次々と人間が運び込まれていきます。岩喰い男は、一度に一〇人もの人間の手を束ねて持ち上げ、ぶら下げたまま運んでいます。光が洞窟の中を照らし、その奥は、無限に続いているように思えます。人間はまったく無造作に置かれているようです。
 実は、魔法の霧が演出した幻想の世界は、大勢の人間が作っていたのです。そして、風や闇、雷や光が大暴れしたので、人間たちは震え上がって怯え、それぞれの役目を放り投げ、洞窟に向かって一目散に逃げ出したのです。
 けれども、すでに魔法の霧を吸っていた人間は皆、洞窟の入口辺りでばたばた倒れていました。
 中にはまだ、かろうじて歩ける人間もいましたが、やがて倒れました。
 彼らは倒れる前に口々に哀願するように訴えました。
「助けて下さい。お慈悲です、助けて下さい」
 魔女は哀願しながら倒れていく人間たちを見て、ほくそえんでいました。
 魔女は若く、地上年齢の、二〇代か、三〇代に見えます。素顔が分からないほど、けばけばしい化粧で顔はおおわれ、意地悪く笑っている顔は、化粧の為か、その内面を反映してか、醜いものでした。
 顔は口の両端からこめかみ辺りにかけて、血の色のような赤で、牛の角のように塗られており、目は牛の目と猿の目を足したようでした。
 どんなに不器量な女でも、心から保護され、心から愛され、その愛に心底誇りと幸福感を感じ、その愛に真心を込めて少しでも応えようとする時には、まばゆい程美しく輝いているものですが、魔女には、そのような美しさ、輝きは欠片も見られませんでした。
 魔女は潜水服のような、足のかかとの上辺りから手首まであるレオタード服と、マントを身にまとっており、そのレオタードと、マントは、いろいろな種類の、無数の宝石で輝いていました。
 髪は長く、乱れていました。
 手には魔法の杖を持っており、その魔法の杖によって、自分の顔も姿も自由に変えられました。その杖で、自分の思い通りの世界も演出できました。

 人間たちは洞窟の入口辺りまで来て、次々と倒れていきました。倒れたさきから、次々と洞窟の中に運び込まれた。
 魔女は洞窟の入口辺りまで来て次々と倒れ、中に運び込まれる人間たちを、ほくそえむような表情で見ていました。
 いよいよ最後の一人が、苦しさにうなだれ、もだえるような表情で、洞窟の入口に向かって歩いてきました。彼は何かぶつぶつと呟いているようでした。
「俺は……、何て大きな悲しみを地上に残してきたことか、俺が地上に残してきた悲しみは何と大きい!」
 彼は何度もこうくり返し呟きながら歩いていました。
 魔女はこの男におうへいな態度で言葉をかけました。
「おい若造、何をぶつくさ言っている?」
 魔女に言葉をかけられた男は、魔女を見て、今度ははっきりと言いました。
「僕が地上に残してきた悲しみは、何と大きいことか! おお!」
「何だと、若造、今お前の目の前で起こっていることが何なのか、解っているのか? 解って言っているなら、お前はいい加減馬鹿な人間だな」
 魔女は人を食ったように言いました。
 その男は、不治の病で生死を彷徨う霊でした。彼は自分から抜け出る前に、母に向かってこう言ったのです。
「僕なんか、僕なんか生まなきゃ良かったんだ!」
 この言葉は、痛さや苦しさが忍耐の限界を越えた為に、無意識に出た言葉でした。要するに、自分が嫌になって自分から逃げたのです。
 この男が苦しんでいるのは、病のことより、その言葉が母を苦しめ、地上にその苦しみがそのままに残されていることでした。
「確かに僕は」と男は落ち着いて魔女に言いました。「馬鹿な人間かもしれない。だけどこの光景を見てそなたはどう思う?」
 この男は、みんなが嵐や大雨、雷、灼熱、岩喰い男が途方もなく高い山の岩を喰っている時の大地の震動などによって、恐怖におびえ、一目散に逃げている時、母のことを思っていました。
 その為に、魔法の霧の毒が効かなかったのです。みんなは逃げている間、自分のことしか考えていませんでした。だから魔法の霧の毒にやられたのです。自分以外のことを考えていた者たちは、かろうじて洞窟の入口辺りまでたどり着くことができました。しかし、その思いは、魔法の霧の害毒から逃れる程ではありませんでした。
 この魔法の霧は、自分にだけ一生懸命な人を酔わせますが、他人のことを真剣に考える人には何の効力もないのです。
 魔女は男の質問に、おうへいな調子で答えました。
「この光景は余が望んだことだ」
 男は魔女を見すえ、哀れむように尋ねました。
「こんなことを望むなんて、そなたは魔女か?」
 魔女はまた、人を食ったような言い方で答えました。
「それがどうした」
 男は、哀れむように言いました。
「確かに僕は馬鹿な男かもしれない。しかし、そなたは醜い」
 魔女は、はらわたが煮えくり返るような怒りを覚えました。
「何だと! 若造! 誰に向かってものを言っている? 口は慎め! 余にものを言うのは百年早いわ、その気になったらお前みたいなものは、豆つぶにして、踏んづけて、喰ってやることもできるんだ!」
「魔女よ、そなたは哀れだ。人間の美しさを知らぬとは!」
 男の言葉を聞いた瞬間、魔女の怒りは爆発しました。
「何だと! 若造。余が哀れだと? ふざけやがって! いいか、よく聞け! 余はな、この魔法界の全ての権限を持っているんだ! お前みたいな豆つぶに何が解る! 人間が美しい? へん、鼻で笑ってくれるわ!」
 男は落ち着いてまた言いました。
「魔女よ、そなたは百年このかた、満足を味わったことがないと言った。何をしても、自分が思う通りになっても満足を味わえないのは、心がないからだ。美しい心がないからだ」
 魔女は、フフンと鼻で笑い、軽蔑したように男に言いました。
「何、心? 何だ、そりゃ? 煮たら食えるものかい? 石ころみたいなものか? 雨つぶみたいなものか? 見たことがない!」
 男は魔女を見すえたまま、真剣な表情で言いました。
「心というものは見えるものじゃない。だけど有るんだ」
「何だって、見えないのに有る? 馬鹿じゃないか、お前は! 見えないのに何で有るんだ? いいか、よく聞け、この魔法界だって見えないものはないんだ。ないものはないんだ。有るから有るんだ、見えないものが有るって? 頭は確かか、お前は?」
 男は、自信に満ちた声で、あらたまった調子で話しはじめました。
「心というものは、愛によって生まれるのです。心というものは愛することによって、愛されることによって美しく輝くのです。だから心は美しいのです。人間は愛することによって、愛されることによって美しく輝くのです。それゆえに心を抱く人間は美しいのです。その美しさを人間は知っています。その美しさを知らないあなたは哀れです」
 魔女は激しい怒りと、軽蔑をもって、ののしるように言いました。
「何だと! 人間が美しい? どこが! どこが美しいのだ、若造? 心とやら、見えもしないものを持ち出しやがって、馬鹿じゃないのか? お前は! 愛? 愛って何だ?」
「愛とは、人間に生きる方向を示す魂です」
「何だ、そりゃー? ちんぷんかんぷんだ。ちんぷんかんぷんなのが愛か? それが人間か? 道理で人間は滑稽な訳だ。ところで若造、お前はその心とか、愛とやらを知っているのか?」
 男は地上で、両親、兄弟、姉妹、周りの多くの人々に心から愛されたのを思い出しながら、はっきりと言いました。
「はい、僕は多くの人々に愛されました。だから僕は知っています、人間がどれ程美しいかを。それは言葉では言えません。どれ程美しいか、それは経験した人間だけが知っているのです。そして地球では、全ての人間が経験することができるのです」
 魔女は自分に楯突く男に、ありったけの不機嫌を晴らすようにまくし立てました。
「何を、小癪な! 寝言の続きでも言っているつもりか! 人間が美しいだと? 笑わすんじゃない! 第一、おまえは言ったじゃないか、地球に大きな悲しみを残してきたと。そんなお前が何で、人間は美しいと言える? たわけめ!」
「人間は悲しくても、苦しくても、愛することができる。だから人間は美しいのです」
「気でもおかしいのか、お前は? 悲しい時に愛して何が美しい? 苦しい時愛するのが美しい? どこが美しい? そんなのは弱虫がする空いばりだ。一番美しいのはな、全てを支配する権力だよ、よく覚えておけ!」
 男は魔女の言ったことを否定せず、穏やかな調子で言いました。
「悲しい時、苦しい時、愛するのは耐えがたいものだが、大きな勇気を必要とするものなのだ。その勇気こそ美しいものなのだ。権力にものを言わせて己の思う通りになっているのに、満足できないものに頼っていばっている、それこそ弱虫の空いばりだ」
「何だと、若造! そこまで言うからには覚悟はできているんだろうな? ことと次第によっちゃ、一寸きざみにしてくれるわ!」
 男は魔女の言葉にひるむでもなく、穏やかに言った。
「覚悟はできているさ、そなたの好きにするといい。しかし、悲しい時、苦しい時、心に愛を抱いている人間は美しいのだ」
 魔女は、両手で髪の毛をもみくちゃにしながら怒りを爆発させました。
「そこまで言うか、若造! 見ろ、あれを!」
 洞窟の入口に立っていた魔女は、洞窟の反対を指差しました。それは、魔法の霧が写した、大勢の人間がそれぞれの役を演じたあの光景の再現でした。
 あらゆる快楽的欲望や残虐性に満ちた見るもおぞましい光景でした。それらからは友情、親切、助け合い、慈悲、愛情などは欠片も見られませんでした。
 魔女は男に向きを変え、勝ち誇ったように言いました。
「若造、見えるか? よく見ろ、あれが人間だ。あれのどこが美しい? お前の目にはあれが美しく見えるか?」
 男は静かに言いました。
「あれは幻想の世界だ。真実の世界ではない。あれはそなたが酔わせ薬で操って描いた幻想なのだ。あんなのは人間の真実の姿ではない」
「いい加減に観念しろ! まだ解らんか? あれが人間なんだ、あれが人間なんだよ! 最初から、人間には美しさなんてなかったんだよ、欠片もな」
 男はまた静かに言いました。
「あれは幻影なんだ、あれは人間の真実の姿ではない」
「まだ解らんか? いい加減にしろ! あれが人間なんだ!」
「あれは真実なんかじゃない、幻影なんだ。真実は神様が作った地球にあるんだ。地球には真実の美しさがある」
 魔女は今度は、あっけにとられ、いらいらした怒りをそのまま男にぶつけました。
「何、今度は地球か? いい加減にしろ! 地球に何があるって言うんだ? 地球もあれと同じだよ!」
「違う、あれと地球は同じではない。地球には真実がある。人間の真の美しさがある」
「若造! お前はわしに食われるのが怖くて逃げているんだろ? この弱虫め!」
「僕は怖じ気付いて、時間稼ぎをしているんじゃない。僕は真実を言っているのだ、地球には真実がある。人間の真実の美しさがある」
「まだ言うか、若造! お前はのらりくらり逃げ道を探しているんだろう? 弱虫め! 地球に大きな悲しみを残してきたお前に何が解る? どうせお前みたいな人間は、地球ではでき損ないだったんだろうが!」
「確かに僕はでき損ないだったかもしれない。でも僕は愛された、多くの人々に心から愛されたんだ。だから僕は自分を主張できる、人間は美しいとね。嘘だと思うんなら、地球まで行って確かめるんだね」
 魔女は、怒りが頂点に達したように叫びました。
「たわけ、若造! 地球まで行ってみろだと? 気でも狂れたか、たわけめ! 何でわしが地球まで行かなきゃならんのだ? 馬鹿馬鹿しい!」
「行く、行かないはあなたの自由です。しかし人間の美しさを知らないあなたは、哀れです」
「何だと! 若造! もしわしが地球まで行って、人間に美しさがなかったらどうする、お前? どうしてくれる?」
「その時は煮るなり、焼くなり、好きにするんだね」
 その言葉に魔女は、鼻で笑ったような軽蔑的な調子で言いました。
「ようし、行ってやろうじゃないか! 覚えておけ、絶対に一寸きざみにしてやるからな! 言っておくがな、わしは一日しか時間はとらんぞ」
 そして魔女は、男の前に進み出ました。
 その時、二人の上空がだんだんと明るさを増し、そしていろいろな花々が舞い始めました。
 それと同時に、天使のような澄んだ声が響きわたったのです。


 あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
 このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。 

















        あとがき



               作者より読者へ
 この物語は約一年半の歳月で完成した。本来ならもっと時間を注ぐべきであったろう。そういう意味で、この物語の幼稚さ、欠点、未熟さを批判されても反論するつもりはない。ただ私としては、この物語の幼稚さや欠点を批難するより、長所を見つめて下さればありがたいと思っている。
 確かに一年半は短かろう、しかも他の仕事をしながら書いたのだから。
 しかし私はこの物語に十分な情熱を注いだと思っている。物語を作る困難さは、何を書けばいいのか分からないものを作るという点である。そしてその困難な作業がいつ終るか分からないのに、黙々と文字を綴っていくという気が遠くなるような作業のその辛さは、計り難いものである。
 断っておくが、私はこの物語の幼稚さの弁解をしてはいない。幼稚な部分は素直に認める、しかしいい部分は認めてほしい、そう願ってやまないだけである。

 思い通りになる華やかな人生だけが
 しあわせな人生ではない。
     ありがとうございます!     後略






















 著者プロフィール

●●●●●著者プロフィールの中身●●●●●





















本の誕生秘話

 ●●●●●本の誕生秘話の中身●●●●●























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読者感想文
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