孔子孟子をを知り孔子孟子と出会い孔子孟子を実践

ホームへ
新刊コーナー
話題の本たち
本のソムリエ
発刊予告
世界一の本
お客様の声
原稿募集
レビュー募集
サイトマップ

【本の検索は】
ジャンルで探す
タイトルで探す
著者名で探す
電子本リスト


海外でのご注文
電子本
お問合わせは

【明窓ブログ】
社長の雑記帳
賢人の庵
日々の心の模索

 

 



 


立ち読みなどは下のボタンをクリックして下さい。

孔子孟子と言われながらも、やたら有名な孔子に比べて、いまいち影の存在である孟子。その思想を分かりやすく書き下ろした本です。
前1/4ほどで、「孟子」全体のアウトラインが示されています。現代語訳も良いですが、この部分を読むだけでも、かなり孟子の考え方が分かりました。
日常使われる色々なことばの語源も説明されていて、孟子の思想が、日本の文化に深く根ざしたものであることが分かります。
利益至上主義の世の中で、仁義礼智を説くことは古くさいように思われがちですが、逆にそうした思想こそが、現代に不足し、求められているのではないでしょうか。 星野美香 作

前書き 目次 本文70%

あとがき 感想BBS 著者profile
Copyright (C) 2007 明窓出版, All rights reserved

















はじめに

『論語』には一応目を通したので、今度は『孟子』を読んでみようという方に、本書をお勧めします。『孟子』を漢文や読み下し文で通読するのは大変なので、まず、本書の現代語訳でお読みになってはいかがでしょうか。 「孔孟の道」と言われるように、孟子は孔子の教えを継承した儒学正統派の思想家です。『論語』では、孔子が「仁」(人間愛)を説きました。それを受け継いで、『孟子』では、「仁」と「義」(道義)をセットにした「仁義」を説き、「仁政」を理想とする民衆重視の堂々たる政治論を展開しました。また、孟子は、しばしば孔子の言動や経歴について語り、『論語』にある章句の引用や解説をしています。つまり、『孟子』を読むことによって、『論語』が一段とよく分かり、『論語』を読んでおけば、『孟子』が一段とよく分かります。『論語』と『孟子』とは、別々の書物としてよりも、むしろ、前編と後編の感覚で読んだ方がいいかもしれません。この両書が語っているところを総合すれば、儒学の基本的な考え方は十分に把握できると言えましょう。 後略

このページの最初に戻る













目次


はじめに………………………………………………………3

一、孟子の伝記と『孟子』 ………………………………… 12

二、『孟子』各編の概要 …………………………………… 22
1第一編の概要 …………………………………… 22
(1) 「仁義」 ……………………………………………… 24
(2) 「仁政」 ………………………………………… 25
(3) 「王道」と「王者」 ………………………………… 26
2第二編の概要 …………………………………… 27
(1)民本主義 …………………………………………… 28
(2) 「天」と「天命」(その一) ……………………… 29
(3)暴君放伐論 ………………………………………… 30
3第三編の概要 …………………………………… 31
(1) 「性善説」 …………………………………………… 32
(2) 「浩然の気」 …………………………………… 33
(3) 「王者」と「覇者」 …………………………………… 34
4第四編の概要 …………………………………… 35
(1)戦争論 ……………………………………………… 37
(2)孟子の人柄 …………………………………… 38
(3)批判への弁明 ………………………………………… 39
5第五編の概要 …………………………………… 41
(1) 「五倫」 ……………………………………………… 42
(2)孔子の弟子たち ………………………………… 43
(3)農家・墨家批判 …………………………………… 44
6第六編の概要 …………………………………… 45
(1)吉田松陰の読み方 …………………………………… 47
(2) 『論語』の補充 ………………………………… 48
(3)楊家・墨家批判 ……………………………………… 49
7第七編の概要 …………………………………… 50
(1)自己修養 ……………………………………… 52
(2) 「誠」 ………………………………………………… 53
(3)反戦思想 ……………………………………… 54
8第八編の概要 ………………………………………… 55
(1)敬宮愛子様 …………………………………… 58
(2)短文の章 …………………………………………… 59
(3)親不孝の種類 …………………………………… 60
9第九編の概要 ………………………………………… 60
(1) 舜の物語 ……………………………………… 62
(2) 「天」と「天命」(その二) …………………………… 63
(3)殷の賢臣伊尹 …………………………………… 65
10第一〇編の概要 ……………………………………… 66
(1) 「集大成」 ……………………………………… 68
(2)孔子の経歴(その一) ……………………………… 69
(3)孟子のプライド ………………………………… 70
11第一一編の概要 ……………………………………… 71
(1)告子との議論 …………………………………… 73
(2) 「良心」 ……………………………………………… 74
(3) 「天爵」と「人爵」 …………………………… 75
12第一二編の概要 ………………………………………… 76
(1)人間同質論 …………………………………… 78
(2)反戦論と「仁義」 …………………………………… 79
(3)孔子の経歴(その二) ………………………… 80
13第一三編の概要 ………………………………………… 82
(1)孟子哲学の根幹 ………………………………… 86
(2) 「恥」 ………………………………………………… 87
(3) 「良知」 ………………………………………… 89
14第一四編の概要 ……………………………………… 90
(1)民衆重視の精神 ……………………………… 94
(2) 『論語』の解説 ……………………………………… 95
(3)歴史観 ………………………………………… 97

三、『孟子』全文の現代語訳 ………………………… 100
第一編 ……………………………………………………… 100
第二編 …………………………………………………117
第三篇 ………………………………………………………139
第四篇 …………………………………………………156
第五編 ………………………………………………………174
第六編 …………………………………………………191
第七編 ………………………………………………………209
第八編 …………………………………………………227
第九編 ………………………………………………………245
第一〇編 ………………………………………………263
第一一編 ……………………………………………………280
第一二編 ………………………………………………298
第一三編 ……………………………………………………317
第一四編 ………………………………………………339
おわりに ………………………………………………………358


このページの最初に戻る











一、孟子の伝記と『孟子』

【前略】

この話では、あちこちへと引越しをするのに、父親の発言が出て来ないのが少し気になります。『孟子』の注釈書(古注)を著した後漢の趙岐(一〇八年頃〜二〇一年)は、「孟子題辞」という文章の中で、「孟子は生まれつき優れた性質を持っていましたが、早く父親に死なれ、幼い時には、慈しみ深い母親から、三遷の教えを受けました。」と記しています。しかし、『孟子』第二編第一六章には、孟子が後から行なった母親の葬儀が、以前に行なった父親の葬儀よりも盛大であったという話が出て来ますので、孟子の幼い時に父親が亡くなったということはなさそうです。そうすると、「孟母三遷」の頃、孟子の父親はどうしていたのでしようか。
次に、「孟母断機」の話については、こう記されています。
「孟子は若い頃、既に学問をしていましたが、家に戻った時、孟母がちょうど機織りをしていて、こう尋ねました。『学問はどこまで進んだのかね。』孟子が、『今までと同じです。』と言いますと、孟母は刃物で織っていた布を切断しました。孟子が驚いてその理由を聞きますと、孟母はこう言いました。『あなたが学問をおろそかにするのは、私が織りかけのこの布を切断するのと同じことです。そもそも、立派な人間は、学問をすることによって名を上げ、分からない事柄については質問して知識を広めるものです。そうすれば、じっとして暮らしていても安泰だし、活動的であっても災難からは遠ざかっていられます。今学問をやめたら、それによって、人に使われる身分になってしまうし、災難から離れることもできなくなります。機織りをして暮らすのを途中でやめて、何もしなくなるのと、どこが違うのですか。』」
このように孟母が厳しい指導をしたのは、何らかの事情で、母親が父親役を兼ねた厳格な教育をせざるを得なかったということなのでしょうか。
この「孟母三遷」と「孟母断機」の話が事実だったのかどうかは、定かではありません。しかし、孟子の故郷である山東省鄒城市にある孟子廟の敷地内には、今でも、「孟母三遷祠」及び「孟母断機処」とそれぞれ刻まれた古い石碑が立っていて、訪れる人々に感銘を与えています。この孟子廟は、曲阜市の孔子廟ほど大きくはありませんが、幾つもの門がある塀を回し、高い古木に囲まれた、かなり広い敷地の中にあります。現地の人々は「孟廟」あるいは「亜聖廟」と呼んでいます。「亜聖」というのは孟子を尊敬する称号で、「亜」には第二番目とか副とかいう意味があります。孔子が最高に優れた聖人「至聖」であるのに対して、孟子はそれに次ぐ第二位の聖人「亜聖」であるというのです。この孟子廟の敷地の奥の方には、「亜聖殿」と呼ばれる、ずっしりとしたたたずまいの本殿が建っています。


あ、ゴメンナサイ。立ち読み部分はここで終わりなんです。ここまで読んで下さって有りがとうございます。
このあともっと面白くなりますから買っていただけるとすごく嬉しいです。


このページの最初に戻る













おわりに


あっさりした短文の多い『論語』とは対照的な、こってりした長文の多い『孟子』の味わいはいかがでしたか。儒家思想の基本的な考え方を理解するには、まず『論語』と『孟子』を総合的に読めばいいという点については、御賛同頂けたでしょうか。
先年、筆者は、『よくわかる論語―やさしい現代語訳―』という本を書きました。もっと多くの若い方々に『論語』を読んで頂きたかったからです。今回は、更に『孟子』も楽しく読んで頂ければと思って、本書を書いてみました。
最近は、現代日本の道義・品格の再建には、日本民族の伝統的美徳を思い起こす必要があると考える方々が、増えて来たように思われます。武士道に関する本もいろいろ出版されていますが、最も有名な、新渡辺稲造が英文で著した『武士道』には、次のように記されています。「孔子の教訓は武士道の最も豊富な淵源であった。孔子に次いで孟子も、武士道の上に大なる権威を振るった。孟子の力強くしてかつしばしばすこぶる平民的なる説は、同情心ある性質の者には甚だ魅力的であった。」(矢内原忠雄訳)つまり、武士道を理解するには、『論語』と『孟子』をよく読んでおく必要があると、新渡辺は言うのです。

このページの最初に戻る














著者プロフィール 永井 輝(ながい あきら)

元教員。斯文会・日本弘道会・論語普及会・日本道徳教育学会の会員。
最近の著書『よくわかる論語―やさしい現代語訳―』(明窓出版)
最近の論文「現代中国における儒学の復興」、「現代中国の道義復興問題」、「現代中国における儒学評価の推移」。


このページの最初に戻る












読者感想文
みなさんからの素敵な感想文をお待ちしております。編集部
書き込みは
こちらからお願いします




このページの最初に戻る